厚労省、今冬の「急性呼吸器感染症(ARI)総合対策」を公表 インフルやコロナ流行に備え
厚生労働省は2026年10月6日、公式ウェブサイト上に「令和8年度 今冬の急性呼吸器感染症(ARI)総合対策」および「令和8年度冬季 急性呼吸器感染症(ARI)総合対策に関するQ&A」を掲載し、公表した。冬期におけるインフルエンザや新型コロナウイルス感染症といった呼吸器感染症群の本格的な流行拡大を見据え、国としての総合的な対応指針を示している。
一般市民に向けた方針としては、手洗いや手指消毒、室内の適切な換気、咳エチケットといった基本的な感染防止策の徹底が改めて呼びかけられている。さらに、感染流行期に重症化リスクの高い人が混雑した場所へ出向く際のマスク着用や、重症化を防ぐためのワクチン接種の積極的な検討についても推奨している。
また、重症化リスクの高い高齢者らが入所・通所する社会福祉施設や医療機関に対しては、病原体の持ち込みおよび集団感染のまん延を未然に防ぐため、「急性呼吸器感染症(ARI)に関する施設内感染予防の手引」を活用した感染対策の徹底を要請した。
冬期に患者が急増した場合に懸念される医療提供体制のひっ迫を防ぐための措置も盛り込まれた。厚生労働省は各都道府県や関係機関に対し、「今冬の急性呼吸器感染症(ARI)の感染拡大に備えた保健・医療提供体制の確認等について」に基づく体制の事前点検と、受入態勢の整備を進めるよう求めている。
