国際

東アジア首脳会議(EAS)で岸田総理が演説、地域の平和と安定を訴える

インドネシアの首都ジャカルタで9月7日に開催された第18回東アジア首脳会議(EAS)に、岸田文雄内閣総理大臣がオンラインで出席しました。EASは、ASEAN10カ国と日本、中国、韓国、オーストラリア、ニュージーランド、インド、ロシア、米国の18カ国が参加する地域の最高レベルの対話フォーラムです。

岸田総理は、演説の中で、ASEAN中心性・一体性及び「インド太平洋に関するASEANアウトルック(AOIP)」主流化について日本の支持を表明しました。また、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序を維持・強化し、力による一方的な現状変更の試み及び経済的威圧に反対することを強調しました。

ウクライナ情勢や北朝鮮問題などの国際情勢についても言及し、「核兵器のない世界」の実現に向けて「ヒロシマ・アクション・プラン」の下で現実的かつ実践的な取組を進めていくことを表明しました。東シナ海や南シナ海、台湾海峡などの地域情勢に関しては、日本の基本的立場を改めて説明し、中国との「建設的かつ安定的な関係」の構築を双方の努力で進めていくことを述べました。福島第一原子力発電所からの処理水の海洋放出については、透明性と安全性を確保することを約束しました。

岸田総理は、最後に、日本はEASを始めとするASEAN主導の枠組みを通じた協力を強化していくことを表明しました。EASは、地域の平和と安定に貢献する重要なプラットフォームであると評価しました。

「NET24 News 調査」- 外務省ホームページURLを加工して作成

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