驚愕!カラスが郵便物を奪い去った!受取人は誰?日本郵便も困惑中!
東京都内で、配達員のバイクから郵便物がカラスに奪われるという、なんとも珍しい出来事があった。日本郵便によると、郵便物をくわえ飛び去ったのは一羽の大型カラスで、現時点ではその郵便物の行方も、送り主や受取人も特定できていないという。
出来事が起きたのは11月上旬、都内の住宅街。配達員が一時的にバイクを離れたすきに、カバーの隙間からカラスが入り込み、封書のようなものをくちばしでつかんで飛び立った。現場を目撃した近隣住民によれば、「黒い影が一瞬バイクに降り立ち、すぐに郵便物をくわえて飛び上がった」とのことだ。
日本郵便は「現場を確認したが郵便物は発見できなかった。差出人および受取人が不明のため、追跡も困難な状況」と説明している。また、顧客に対しては「周辺で封書などを見つけた場合、開封せず最寄りの郵便局に届けてほしい」と呼びかけた。
今回の一件を受け、SNS上では「カラス、器用すぎる」「まるで映画のワンシーンみたい」といった驚きとともに、「重要書類じゃなければいいけど」と心配する声も多く投稿されている。一部では「最近カラスがゴミ袋ではなく郵便物を狙うようになってきたのでは」とのコメントもあり、都市部での動物との共存問題を改めて考えさせる出来事となった。
都市鳥類の行動を研究している専門家によると、カラスは光るものや紙などに強い興味を示す習性があるという。特に郵便物の封筒が白や薄い色の場合、餌や興味対象と誤認することがあるそうだ。研究者は「人間の生活圏で巧みに生きるカラスにとって、郵送物も“環境の一部”に見えている可能性がある」と指摘する。
日本郵便では今後、同様の事案を防ぐために、一部の配達バイクへのカバー改良や、野鳥対策の検討を進めているという。「今回の件は非常にまれだが、再発防止の観点から安全対策を見直す」とコメントした。
この“空飛ぶ泥棒事件”は、地域住民の間でも話題になっており、現場周辺では「カラスに注意」という張り紙も見られるようになった。
便利で効率的な都市生活の陰で、人間と動物との距離が一歩近づいたことを感じさせる出来事だ。
