『ゴンママの店が本当にあったら？』の声に、後藤剛範は「実在します」と断言 -ライブドア

2022-10-22 ライブドアニュース 336 Views

映画『大事なことほど小声でささやく』の初日舞台あいさつが、21日の都内で行われ、キャストの後藤剛範、深水元基、遠藤久美子、峯岸みなみ、田村芽実、そして、横尾初喜監督らが登壇した。

本作は、森沢明夫氏の同名小説を映画化した、心温まるヒューマンドラマだ。スナック「ひばり」が舞台で、ゴンママと呼ばれるマッチョなオカマが主人公。物語として展開するのは、短編集の中で涙を誘う『四海良一の蜻蛉』編を中心ハートフルに仕上げてある。

キャストの間では、ふらりと立ち寄れるスナック「ひばり」を取り上げて、「私の近所にあったらいいのに…」だったり、「ゴンママの店が本当にあったら？」と想像する一幕があった。

その声に、ゴンママを演じた後藤が、スグに反応して「実在します」とキッパリ断言。ゴンママは「いたらイイじゃなく、どこかにいるんです。そう、どこかに…」と意味深に繰り返していた。

▼ 現実の世界でも…ゴンママは「実在します」と、後藤

「自分はですね、舞台など演劇を続けてきた人間で、これまでの下積みも長く、この先もずっと脇役をやっていくんだろうと想像していました。なので（今回のオファーに）ビックリしました」と率直な思いを表した。「主演のオファーに驚き、でも、嬉しかったのですが、その後、監督の器の大きさと言いますか、監督の冒険心に乗っかりたいなと思いました」と気持ちを切り替えられたという。

横尾監督は、後藤の主演抜擢について「以前、ドラマの撮影で後藤さんとご一緒させて頂いていて、パンチのある方、筋肉スゴイなーという印象を持っていました。原作の小説を読ませてもらったときに、後藤さんしかいないと頭に浮かんで、オファーさせてもらいました」と経緯を明かした。

後藤はの役どころは、スナックのママで、マッチョなオカマ。「僕は現場で演じてみて、シンパシーを感じることが多くありました」と実感を示した。「それは、企画書を見させてもらったときからあったかもしれません。それよりも、大きく言うと、自分がやるべきとも思えました」とピッタリ合っていた様子まで語っていた。

▼ （左から）峯岸みなみ、深水元基、後藤剛範、遠藤久美子、田村芽実、横尾初喜監督