Windows 11でAndroidアプリが利用可能に! Amazonアカウントが必須なのはなぜ? -ライブドア
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通常、Windows用のアプリはMacでは動かないし、iPhone用のアプリもAndroidでは動かない。逆もしかりだ。
ところが、最新のWindows 11ではAndroidアプリが動くようになった。
しかも標準機能として提供される。
現在、Windows 11を利用しているなら、ぜひ試したい機能だ。ただし、注意点もあるので、ここでまとめて解説しよう。
●Windows 11でAndroidアプリが利用可能に!
マイクロソフトが以前からアナウンスしていた
「Windows 11でAndroidアプリが動く」環境
これが、いよいよすべてのWindows 11ユーザーに提供された。
以前は開発者向けにのみ提供されていたが、8月25日から対象がすべてのWindows 11ユーザーに拡大されたのだ。
ただし、まだプレビュー扱いなので、今後、仕様が大きく変化する可能性がある点には注意したい。
まず確認したいのは、Android端末のように、Google Playからアプリをインストールする形態ではないことだ。
Windows 11では、Microsoftストアで「Amazonアプリストア」をインストールし、その「Amazonアプリストア」を使ってAndroidアプリをインストールする形態をとる。
このため、Amazonアカウントが必須となる。また、有料アプリをインストールすると、Amazonで課金される。
まとめると次のようになる。
・「Amazonアプリストア」でAndroidアプリをインストールする
・Amazonアカウントが必要
・有料アプリの課金はAmazonで行われる
「Amazonアプリストア」をインストールすると、Androidアプリを動作させる「Android用Windowsサブシステム」が自動的にインストールされる。
これは、Windows 11上に仮想的なAndroid環境を作り、そこでAndroidアプリを動かす仕組みだ。
そして、この「Android用Windowsサブシステム」を動作させるには、パソコンが次の条件を満たしている必要がある。
・第8世代Core i3またはRyzen 3000、Snapdragon 8c以上のプロセッサ
・メモリ8GB以上
Windows上でAndroidの仮想環境を動かすためCPUへの負荷は高く、メモリも消費する。スペックの低いパソコンだと十分なパフォーマンスが出ないこともありうるので、そのあたりは実際に動かして確認してほしい。
●AmazonアプリストアのインストールとAndroidアプリのインストール
ユーザーが最初に実行するのは、
Microsoftストアで「Amazonアプリストア」をインストールすることだ。
ここでは手順は整理しておこう。
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Microsoftストアを起動したら、「Amazonアプリストア」を検索して[インストール]をクリックする。
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「Android用Windowsサブシステム」をダウンロードするメッセージが表示されたら[ダウンロード]をクリックする。
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「Amazonアプリストア」のインストールと「Android用Windowsサブシステム」のダウンロードは完了だ。[Amazon Appstoreを開く]をクリックして「Amazonアプリストア」を起動する。
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初回はAmazonアカウントでサインインする必要がある。
[Amazonc.co.jpをご利用中ですか? サインイン]をクリックし、IDとパスワードを入力してサインインする。
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Amazonアプリストアが起動した。
以上が「Amazonアプリストア」のインストール手順だ。
あとは、Amazonアプリストア内でAndroidアプリを検索し、[入手]ボタンをクリックすればインストールできる。
インストールしたAndroidアプリは、Windowsアプリと同様にWindowsのスタートメニューやタスクバーにピン留めして利用することもできる。
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「Amazonアプリストア」でAndroid版のKindleアプリを検索した。インストールするには[入手]をクリックする。
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Android版のKindleを起動した。
●インストールしたAndroidアプリの管理が分かりづらい?
このように、「Amazonアプリストア」を使えば、Windows 11でAndroidアプリを利用できる。
実際にいくつかのアプリをインストールしたが、動きは通常のWindowsアプリと変わらない。WindowsアプリとAndroidアプリが違和感なく混在して動いているので不思議な感じだ。
ただし、アプリ管理の面では改善余地もありそうだ。
特に「Amazonアプリストア」でアプリのインストールはできるが、アンインストールを含めたアプリ管理ができないのは問題だと感じた。
インストールしたAndroidアプリを管理するには、WebブラウザでAmazonの購入履歴を表示し、各アプリの[アプリと端末の管理]をクリックする必要があるようだ。
また、アンインストールするには、Windowsのスタートメニューでアイコンを右クリックし、[アンインストール]を選択する。
Google Playの場合は、インストールしたアプリの更新からアンインストールまでGoogle Play内で完結できるが、Windows 11の場合はそうなっていないので、正直、分かりづらい。
このあたりは、今後、改善が期待されるところだ。
なお、「Android用Windowsサブシステム」そのものの設定もできる。
Windowsで「Android用Windowsサブシステム」を検索するとアイコンが表示されるので、それを起動すればいい。通常は設定する必要はなさそうだが、アプリが正常に動作しないときなどは設定を変更してみるとよいだろう。
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Amazonの購入履歴にインストールしたアプリが表示される。[アプリと端末の管理]をクリックする。
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各アプリの[アクション]をクリックすると、アプリの削除などを行うメニューが表示される。
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Windows 11のメニューからアンインストールできる。このあたりは通常のWindowsアプリと変わりない。
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Android用Windowsサブシステムの設定。Androidの仮想環境の設定ができる。
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インストールしたAndroidアプリごとにオプションを設定することもできる。
井上健語(フリーランスライター)
提供(C)ライブドアニュース