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司葉子、新人時代から生かした教訓は「外に出るときは、一張羅。ずっと心得てきました」 -ライブドア


司葉子


女優の司葉子と上白石萌音が9日、国立映画アーカイブ(東京・京橋)で開催中のイベント『東宝の90年 モダンと革新の映画史(1)』に出席し、トークショーを開いた。

ともに東宝芸能に所属する先輩後輩…87歳の司と24歳の上白石。今後の俳優人生へのアドバイスを求められたところで、昭和を代表する女優・司が、一つのヒントを口にした。

(写真左から)上白石萌音、司葉子

『東宝の90年 モダンと革新の映画史(1)』上映前トークショーにて

司は、1954年『君死に給うことなかれ』で銀幕デビュー以来、巨匠たち…豊田四郎、成瀬巳喜男、小津安二郎、黒澤明、市川崑が手掛けた作品に数多く出演。撮影の期間は「トイレのドア近くまでスタッフがついてきてくれたり、手を洗うときも蛇口を開けてくれたり、真綿に包むかのように大事にしてもらっていました」と当時を懐かしみ、「あなたに教えてあげたいのは、お洋服のこと」といい、話し始めた。

「あの頃、撮っている映画をとにかく成功させたいと、色んな人が私にアドバイスをくれました。撮影所で待っているときも『葉子ちゃん、外に出るときは、いつも一張羅を着なさい行きなさいよ』って教えてくださったんです。『撮影所に行くときは、ボロボロの洋服でいいけれど、外に出るときは、とにかく、一張羅を着ていきなさい』って言われたのです。その教えは、今でも、ずっと心得ております」と上白石に向かって、話した。

続けて「でもね、今日の着てきた私の洋服は、二張羅ぐらいですけれど」と、へりくだって、笑わせた。

教えをもらった、上白石は「もう、今日、お洋服を買います!このイベントが終わったらスグにお洋服を買いにいきます」と勢い良く返し、会場の笑いを大きくしていた。

連続イベント『東宝の90年 モダンと革新の映画史(1)』は、国立映画アーカイブ(東京・京橋)で、7月24日まで開催。今回のPart1の期間においては、1935年の『弱虫珍選組』から、2016年の『君の名は。』まで、各年代のハイライトともいえる名作・ヒット作を中心に、合計34本(31プログラム)の映画が上映されている。

(写真左から)上白石萌音、司葉子

『東宝の90年 モダンと革新の映画史(1)』上映前トークショーにて

司葉子

上白石萌音

■関連リンク
イベント『東宝の90年 モダンと革新の映画史(1)』…国立映画アーカイブ/WEBページ





提供(C)ライブドアニュース

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