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トーンモバイルの国産スマホがあなどれない! 低価格2万1,780円ながら独自のAI活用した新機能やサービスがスゴい -ライブドア


トーンモバイルの国産スマホがあなどれない! 低価格2万1,780円ながら独自のAI活用した新機能やサービスがスゴい

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フリービット傘下のドリーム・トレイン・インターネット(DTI)は、基本性能やAI機能を向上した新しいスマートフォン「TONE e21」(フリービット製)を4月14日に発売した。

TONE e21の最大の特徴は、新機能となる独自のアプリケーションを搭載し、ハードウェアも独自開発した「国産モデル」ということだ。
また前機種の「TONE e20」より基本性能は大幅に向上していながら本体価格は据え置きの2万1,780円(税込)という低価格も実現している。

「国産」と「安い」
この2つのキーワードだけでも反応してしまう人もいるかもしれない。
しかしトーンモバイルでは5G時代を見据えた各種サービスのアップデートも実施しており、TONE e21はそのひとつとして開発された。

3月31日に都内で開催された発表会およびタッチアンドトライでチェックしたTONE e21についてレポートする。

■TONE e21 充実の基本性能
TONE e21は、
・約6.53インチFHD+(2340×1080ドット)の大画面ディスプレイ
・4つのアウト(リア)カメラ
・指紋認証、顔認証
・PD3.0の急速充電
これらを搭載もしくは対応しており、現在のスマートフォンのトレンドをしっかり抑えている。

さらに、
・内蔵メモリー(RAM)は6GB
・内蔵ストレージ(ROM)は128GB
・バッテリー容量は4000mAh
こちらも余裕のある仕様だ。
スペックを見ただけでも、この本体を2万円前半で購入できるのは格安だといえる。

OSはAndroid 10.0、チップセット(SoC)はMediaTek Helio P35(MT6765V)OctaCoreを採用している。


TONE e21


背面

TONE e21に付けられた「PRISM(プリズム)」というコードネームにちなみ、背面は光が当たると虹色に輝く加工が施されている。

リアカメラは、
約4800万画素/メインカメラ
約800万画素/超広角カメラ
約200万画素/マクロカメラ
約200万画素/深度センサー
これら4つのカメラを搭載する。

また、指紋センサーも背面に搭載されており指紋認証に対応している。


正面左上には極小サイズのフロントカメラ

もうひとつの生体認証として、フロントカメラを使った顔認証にも対応している。
フロントカメラは約800万画素の広角カメラで、ディスプレイ左上のパンチホール部分に搭載されている。従来よりも5分の1まで小さくしたというフロントカメラをトーンモバイルでは「ピンホールカメラ」と呼び、極小サイズであることをアピールしている。

・パンチホールにカメラを搭載しておりノッチ(切り欠き)がない
・前面にボタン類を搭載していない
・狭額縁仕様
これらによって、約6.53インチのフルディスプレイ化を実現している。

■5G時代を見据えた独自の機能やサービス
トーンモバイルは、NTTドコモの回線を借り入れて仮想移動体通信事業者(MVNO)としてサービスを展開しているため、現時点では5Gネットーワークには対応しない。

TONE e21も携帯電話の通信ネットーワークとしては、2G、3Gおよび4Gには対応するが、5Gには非対応だ。

しかし、近い将来に訪れるであろう本格的な5G時代を見据え、仮想化技術などを用いて4G通信の環境でも「”pre” 5G lifestyle(プレ ファイブジー ライフスタイル)」を提案し、価格競争だけではない新たな価値の創出で競合他社と勝負していく構えだ。


TONEダッシュボード

TONE e21の特徴に、「TONE ダッシュボード」の搭載がある。

「TONE ダッシュボード」とは、「TONE AI」(やさしいAI)を活用してライフスタイルの可視化するサービスだ。
TONE ダッシュボード内では、
・アプリの利用時間
・アクセスしたサイトのカテゴリー別閲覧率
これらネット生活の可視化のほか、

・歩数、活動量、頻繁に訪れる場所
これら日常生活を可視化した「ライフログ」がチェックできる。

さらに、新型コロナウイルス接触確認アプリ「COCOA」のデータを活用して、密の検知や記録機能などを確認することもでき、コロナ禍における新常態の可視化も実現している。


TONE Zen

「TONE Zen(トーン ゼン)」は、契約時の情報を反映して自動でTONE e21の初期設定をしてくれる機能。
SIMフリースマートフォンのようにスマートフォン単体を購入して回線契約をしているSIMカードを複数枚利用するといった場合を除けば、確かに通信事業者と契約した際に同時にスマートフォン本体を購入する場合、利用者が成人か未成年か、または家族かどうかもわかる。

契約者の情報をネットーワークとSIMカードを通じてスマートフォン本体が認識する。
このことで、たとえば、
・小さな子ども向けにはキッズモード、
・年配者向けにはシニアモード、
こうしたモードを自動的設定することができる。

TONE Zenによって購入者が初期設定で迷ったり、手間をかけたりする必要がなくなるのだ。

さらにTONE e21には標準のホーム画面を含め4つのホーム画面が用意されている。
たとえば購入後、
保護者は、子ども用スマートフォンをわざわざ手動でキッズモードに設定する必要がない。
アプリのダウンロードなどで、制限があらかじめかけられた状態になっているのだ。

またAIを活用した新しいメッセンジャーサービス「Oneメッセンジャー」にも対応する。
Oneメッセンジャーは、
人対人のメッセージだけでなく、そこにAIのメッセージも加わることで、AIを起点とした人同士のコミュケーションや家族間での見守りを実現する機能。

このほか、
・中之条メソッドを活用した独自の健康管理機能「ライフログ」
・iPhoneおよびAndroid間でファイル共有ができる機能「One Drop(ワンドロップ)」
・着信時に詐欺電話などの可能性をAI検知で警告表示する「あんしん電話」
これらも搭載している。

トーンモバイルでは、2021年3月1日から基本プランで080や070を含む090の音声通話および050のIP電話の2番号を標準で利用できるようアップデートしている。
つまり、動画視聴など大容量通信の制限を除くデータ通信の使い放題に音声サービスも付いて月額1,100円(税込)という低価格で利用できる。

TONE e21は、おサイフケータイや防水および防塵性能、耐衝撃性能、ワイヤレス充電、5G通信は非対応だが、これらの機能が必要でないという人には、実用性の高いスマートフォンといえる。

なによりAI利用の機能やサービスを搭載して2万1,780円という価格は、かなり魅力的だ。AIを活用したトーンモバイルならではの機能を試してみる価値はあるだろうし、乗り換えずとも2台目のスマートフォンとしても良い選択肢だろう。

TONE e21単体の機能だけでなく、トーンモバイルのサービスも含め、検討する価値は十分にありそうだ。

TONE e21 | 安くて安心なスマホならトーンモバイル

執筆:S-MAX編集部 2106bpm



提供(C)ライブドアニュース

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