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Nikon Z 6II/Z 7IIでアイドル撮影に挑む! 最新ミラーレスの実力をライブ撮影で楽しむ -ライブドア


Nikon Z 6II/Z 7IIでアイドル撮影に挑む! 最新ミラーレスの実力をライブ撮影で楽しむ

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筆者は、仕事の取材で写真や動画の撮影は欠かせない。
オフィシャルのスチルやアー写、ジャケ写、そして動画も撮影するのだが、デジタル一眼レフカメラからミラーレスカメラに切り替えて、もう6年目になる。

ミラーレスカメラは、デジタル一眼レフよりもコンパクトなボディで使い勝手も良く、すぐにイメージが確認できるので仕事の道具として手放せないものとなっている。

さて、ミラーレスカメラ以前のレンズ交換式カメラといえばデジタル一眼レフカメラだ。デジタル一眼レフカメラは、これまでファインダーなどの光学系はそのままに記録媒体としての「フィルム」を「イメージセンサー」と「メモリーカード」に置き換えた、いわばハイブリッドカメラといえる。

余談だがそのフィルムのデジタル化に本気で取り組んでいた企業が面白いことにフィルムメーカーのコダックと富士フイルムだった。
当時その2社は一眼レフカメラのシステムを持っていなかったため、ニコンやキヤノンのボディをベースにデジタル一眼レフカメラを開発し展開していたのである。

コダックはプロの顧客向けに大型のイメージセンサーを搭載したカメラで、デジタル撮影ソリューションを提供するビジネスモデルを展開した。
面白いのはニコンF90やF5、キヤノンEOS-1Nなどのフィルムカメラのボディをそのまま利用していた点だ。
カメラ本体に、フィルムのかわりにイメージセンサーを内蔵した裏蓋と、バッテリーやイメージセンサー制御、データ保存用のPCMCIA規格カードスロットなどを搭載した巨大なユニットを本体下部に装着することでデジタル一眼レフカメラを実現していたのだ。

まさに、フィルムカメラをデジタルカメラに改造するといった力技だった。
画素数が200〜600万画素程度と低いにもかかわらずローパスフィルターなし、カメラ内蔵の画像処理エンジンも簡易的なものであった。撮影データに対して後処理が必要だったが、ローパスフィルターレスのその写真には解像感があった。

一方カメラメーカーのニコンはフラグシップモデルの「D1」を、キャノンはミドルレンジの「EOS D30」と新規のデジタル一眼レフカメラを発売する。
両機種ともに、デジタルカメラでは当たり前の画像処理エンジンを搭載しており、撮影したデータは特に画像編集の必要もないため、扱いやすいデジタル一眼レフカメラであった。

小さなイメージセンサーを搭載したコンパクトデジカメが当たり前の時代にAPS-Cサイズの大型イメージセンサーを搭載するD1やEOS D30で撮影したノイズがないツルンとした写真に感動したことは今でも忘れない。

富士フイルムは、エントリーモデルのフィルムカメラF60をベースにしたコンシュマー向けのデジタル一眼レフカメラ「FinePix S1 Pro」を発売。その後ベースモデルをF80に変更した「FinePix S2 Pro」を発売し、ニコンFマウントのデジタル一眼レフカメラでフィルムとデジタルの二本柱でその強みを見せていた。

現在の市場は、こうした試行錯誤の中生まれたデジタル一眼レフカメラからミラーレスカメラにシフトしている。
ミラーレスカメラが時代にマッチしたのは、ファインダーだけではなく背面液晶モニターでも簡単に撮影できること、そして静止画や動画など様々な新機能の進化である。

さて現在のミラーレスカメラに話しを戻そう。
ニコンのミラーレスカメラは、
・オールマイティーな「Nikon Z 6」に新製品「Nikon Z 6II」
・高画素モデルの「Nikon Z 7」にも「Nikon Z 7II」
これらの進化モデルが登場した。どちらのII型も、前モデルのマイナーアップデートとなる。
しかし記録メディアのダブルスロット(CFexpress(Type B)/XQDカードとSDカード)化や低輝度撮影時のAF向上、連続撮影可能枚数の増加など使い勝手が向上している。



提供(C)ライブドアニュース

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