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テキスト文章30種類も人工音声で再生! フリーの音声合成ツールが便利 -ライブドア


テキスト文章30種類も人工音声で再生! フリーの音声合成ツールが便利

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テキストとして入力した文章を自動的に読み上げてくれるツールが「音声合成ソフト」だ。高齢者や視力の低い人向けのサービスで活用されることが多いが、書いた文章をさまざまな音声で読み上げてくれるので、趣味や遊びでも可能性は広がる。

今回は、30種類もの声を選べるフリーの音声合成ツール「SofTalk」を紹介しよう。

●シンプルで使いやすいインターフェイス
今回紹介するSofTalk(ソフトーク)は、音声合成のフリーソフトである。
特徴は30種類もの人工音声を選べることだ。また、再生する音声をWAV形式の音声ファイルとして録音する機能も用意されているので、テキストを音声ファイル化したいときも便利だ。

なお、マイクロソフトのWordにも文章を読み上げる機能はあるが、SofTalkのように再生方法を細かく制御したり、WAVファイル化したりする機能は用意されていない。

記事末のサイトからZIPファイルをダウンロード&解凍し、「softalk」フォルダ内の「SofTalk.exe」を実行して起動する。

インターフェイスはシンプルだ。ウィンドウ上にはテキストの入力欄があり、再生する文章を入力する。もちろん他のツールから貼り付けてもいい。

ウィンドウ下段には、声を選んだり、音量、速度、音程などを調整したりできるスライダーが用意されている。[再生]や[一時停止]、[停止]などのボタンの使い方は、特に説明は不要だろう。

なお、赤い[録音]ボタンをクリックすると、WAV形式の音声ファイルを指定したあと、音声再生とともに録音がスタートする。


SofTalkのウィンドウ。ウィンドウ上部のテキストを人工音声で再生できる。


[声]でさまざまな人工音声を選択できる。

[オプション]の[音声記号]を選択すると、音声の読み方をコントロールできる音声記号を挿入できる。たとえば「これは何。」だと最後の語尾が下がるが、「これは何?」にすると語尾が上がって疑問文のように再生される。音声記号を使うことで、こうした微妙な調整が可能となっている。

また、[オプション]の[環境設定]を選択すると、さまざまな設定ができる。
[よみがな]タブでは単語登録が可能だ。
たとえば「ZIP」を「じっぷ」と登録するといった使い方ができる。そのほかにも、再生するときの音声、スピード、音程などを登録してプリセットから呼び出せるようにしたり、録音ファイルの保続先フォルダを指定したりすることが可能だ。


[オプション]の[音声記号]で音声記号を挿入し、読み方を調整できる。


[オプション]の[環境設定]で表示される設定画面。[よみがな]タブでは、正しく再生できない単語の読み方を登録できる。


[プリセット]タブでは音声や再生スピードなどを登録することが可能。


[録音]タブでは、録音ファイルの保続先フォルダなどを設定できる。

とてもシンプルなソフトだが、自分の入力した文章がさまざまな人工音声で再生できるのは、とても面白い体験だ。WAVファイル化することもできるので、ほかの用途で音声ファイルを使いたいときも活用できるだろう。

なお、SofTalkは株式会社アクエストの音声合成ライブラリAquesTalkを使っている。
このAquesTalkライブラリは非営利かつ個人に限り無償で利用できるが、商利用する場合はライセンスが必要になるので注意したい。
詳しくは記事末に記したアクエストのWebサイトを参照してほしい。

SofTalkホームページ
アクエストのWebサイト
井上健語(フリーランスライター)



提供(C)ライブドアニュース

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