国際

日本の核兵器廃絶決議案の国連総会第一委員会における採択について

10月31日、ニューヨークにおいて、日本が国連総会第一委員会に提出していた核兵器廃絶決議案(「核兵器のない世界に向けた共通のロードマップ構築のための取組」)が、139か国の支持を得て採択されました。今後、この決議案は、12月上旬に国連総会本会議において採決にかけられる予定です。

この決議案は、8月のNPT運用検討会議の議論を踏まえ、我が国として、「核兵器のない世界」を実現する上での現実的かつ実践的な取組の方向性を示す必要があるとの認識の下、同会議で岸田文雄内閣総理大臣が提唱した「ヒロシマ・アクション・プラン」の内容を踏まえつつ、核兵器の不使用の継続や透明性の向上、被爆の実相への理解向上のための軍縮・不拡散教育の重要性などを国際社会に呼びかけるものです。

外務大臣談話:「核軍縮をめぐる国際社会の分断が深まる中において、この決議案が核兵器国である米国、英国及びフランスを含む様々な立場の国々の支持を得て採択されたことは、大きな意義があると考えます。

日本は、この決議案を通じ、来年のG7広島サミットも念頭に、「核兵器のない世界」の実現に向けた国際社会の機運を一層高めるとともに、現実的かつ実践的な取組を粘り強く着実に進めてまいります。」

[参考1]今回の決議案に対する採択結果
 賛成:139
 反対:6
 棄権:31

出典:外務省ホームページ https://www.mofa.go.jp/mofaj/press/danwa/page3_003500.html

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