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Excelでゼロから始まる数字を入力する 関数の利用もOKな方法 -ライブドア



Microsoft Excelでは数字を入力する機会が多い。
その際、「0567」のように先頭を0から始まる文字を入力したいケースも意外に多くある。

ところが、Excelの初期設定では、
先頭にゼロを付けた数字は自動的に無視されてしまう。
つまり、セルに表示されないのだ。

こうした場合は、
・先頭に「’」(アポストロフィ)を付けて入力する
・セルの書式設定を「文字列」に変更する
こうすれば、先頭のゼロも表示される。

しかし、この方法で入力した数字では関数が利用できない。
つまり表内で計算できないので、数値を算出できなくなるというデメリットが発生する。

そこでぜひ覚えてほしいのが、
セルの書式設定の「ユーザー定義」で数字の形式を設定する方法だ。
この方法であれば、先頭のゼロを表示できるだけでなく、関数による計算も利用できる。

今回は、Excelのユーザー定義を使ってゼロから始まる数字を入力する方法をご紹介しよう。

■ユーザー定義を設定して先頭にゼロを付けた数字を入力する
Excelのユーザー定義で先頭にゼロを付けた数字を入力するには、
「セルの書式設定」→「表示形式」→「ユーザー定義」を開き、
「種類」欄に入力する数字の桁数に応じて「0」を設定すればよい。

例えば、「0567」と4桁にしたいときは、
「種類」欄に「0000」とゼロを4つ入力する。

この方法で書式を設定したセルに入力すれば、先頭のゼロが無視されることなく表示され、関数などの計算も支障なく行える。

1.ゼロ付き数字を入力したいセル範囲を選択する
先頭にゼロを付けて数字を入力したいセルの範囲を選択し、「Ctrl」+「1」キーを押す。


2.桁数に応じて「0」を入力する
「セルの書式設定」ダイアログが表示されるので、「表示形式」タブの「ユーザー定義」を選択。
入力したい数字の桁数に応じた「0」を、右側の「種類」欄に入力し、「OK」をクリックする。


3.先頭のゼロが反映されて関数の利用も可能に
設定した範囲のセルに、先頭にゼロを付けた数字を入力すると正常にゼロが反映される。これらの数字は関数の利用も可能なので、計算にも支障がない。


Excelの作業では、先頭にゼロを付けた数字の入力が必要になるケースは少なくない。
もちろん単純な文字列として入力する方法もあるが、後から関数での計算が必要になった場合に備えて、今回ご紹介したユーザー定義を使った方法を使ってほしい。

執筆:しぶちん(ITライター)





提供(C)ライブドアニュース

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