技術・開発

スーパーコンピュータ「富岳」において2期連続の世界第1位を獲得

文部科學省 報道発表 – 令和3年度の共用開始を目指して整備を進めてきたスーパーコンピュータ「富岳(ふがく)」が本年11月のスパコンランキング(TOP500, HPCG, HPL-AI, Graph500)において、6月に引き続き2期連続で世界1位を獲得しましたのでお知らせします。(同時発表:
理化学研究所、富士通株式会社等)。

【1.スーパーコンピュータ「富岳」の現状】
我が国のスーパーコンピュータのフラッグシップ機であるスーパーコンピュータ「富岳」については、製造担当企業である富士通株式会社から理化学研究所(計算科学研究センター(兵庫県神戸市))への搬入・設置作業が完了し、令和3年度の共用開始を目指してシステムの調整作業が進められております。
共用開始前より、活用可能な「富岳」の計算資源を試行利用しており、本年4月からは、新型コロナウイルス対策課題に一部の計算資源を活用しております。また、本年7月よりソフトウェアの動作確認やチューニング等を目的とした公募を実施し、10 月以降に選定した研究課題の利用を開始しています。
【2.スパコンランキング】
本ランキングは、オンラインで開催されたハイパフォーマンス・コンピューティング(HPC)に関する国際会議“SC2020”において、11 月 17 日早朝(日本時間)に発表されました。
「富岳」は、今回発表されたスーパーコンピュータの性能を評価する様々なランキングのうち、(TOP500(単純計算性能)、HPCG(アプリケーション実行性能)、HPL-AI(AI 性能)、Graph500(ビッグデータ処理性能))において、本年6月に発表されたランキングに引き続き、2期連続で世界1位を獲得しました。※ 各ランキングの詳細などは、同日付の理化学研究所および富士通株式会社の発表資料をご覧ください。

文部科学省では、今後も計算科学を通じた我が国の社会的・科学的課題の解決に取り組んでまいります。

本文出典:文部科学省【スーパーコンピュータ「富岳(ふがく)」のスパコンランキングについて】https://www.mext.go.jp/content/20201117-mxt_jyohoka01-000011049_02.pdf