Lyricist Yukinojo Mori’s Most Confident Work is “CHA-LA HEAD-CHA-LA” for Dragon Ball Z
作詞家・森雪之丞氏(70)が25日、自選詩集『感情の配線』の発売記念イベントを都内で開いた。
森は、作詞家としてのキャリアは「48年目」といい、手掛けた歌詞は「数えてみたら2,700を超えていました」と説明。これまで多くのアーテイスト…布袋寅泰、hide、氷室京介、氷川きよしなどからの支持を得てきたり、他ジャンルの『キン肉マン』『ドラゴンボール Z』『キテレツ大百科』といったアニメソング、さらに近年においては、舞台・ミュージカルの世界でも活躍中で、劇団☆新感線『五右衛門ロック』シリーズの作詞を始め、『CHICAGO』『KINKY BOOTS』などの訳詞も手掛けた他、ロック☆オペラ『サイケデリック・ペイン』『SONG WRITERS』『怪人と探偵』とオリジナル・ミュージカルも立て続けに発表している。
これまでの作詞活動において、大きな転機を問われて「アニソンです」と返した。「1970年代、80年代のアイドルポップ、 まぁ、チャート番組で上昇することがメイン。そのことは、とてもしのぎを削らなきゃいけない世界がありました。そんな時に、もっと自由に、自分の言葉で遊べる世界はないかなと思っていた時に、アニメの世界に出会いました。アニソンというのは、ある意味本当に自由に思いました。僕にとって、すごく水が合ったというか、面白いアイデアを形に出来た世界だったのです。それは、日本のアニメがまだ世界に出る前の話なんですけれども、そこに入れたということが、自分にとっては、とても大きなことだったと思います」と感慨深げに話した。
記者から「一番の自信作は?」という質問が飛んで「一つだけ答えると他に申し訳ない」と困った様子も見せつつも「ドラゴンボールZの『CHA-LA HEAD-CHA-LA』」と返した。
「悟空が言う『少々のことは、へっちゃらなんだ』という言葉。頭に韻も踏んで、その”ちゃら”っていうのは、ゼロにするという意味の”ちゃら”も込めていて『まぁゼロになって、へっちゃらで行こうよ』っていうメッセージを短いところですけれど、あそこに入れられて、自分なりに、とんでもないものが書けたかなと思っています」と独自のものを生み出せた一例を示していた。
なお、この後のイベントのリーディングゲストだった猪塚健太、牧野由依、礒部花凜らが特製ケーキと花束を持って現れ、先週・1月14日に70歳になったばかりの森氏を一緒に祝っていた。
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