マイクロソフト純正のWindows 10/11対応快適化&セキュリティ強… -ライブドア
Windowsのフリーソフトには、不要なアプリを削除してストレージの空きを増やしたり、メモリを解放してパフォーマンスを改善したりするWindows環境を快適にするツールが多い。
今回は、こうしたツールの中から、Windows 10/11用のマイクロソフト純正ツール「PC Manager」を紹介しよう。
●PC Managerのインストール
メモリを解放してパソコンの動作を高速化したり、不要なファイルを削除してストレージの空きを増やしたりするWindows環境を改善するツールは多い。
今回紹介する「PC Manager」も、こうしたツールの1つだ。
しかもマイクロソフト純正ツールなのだ。
開発途中のベータ版でユーザーインターフェイスも英語だが、Windows 10/11でこの手のツールを導入するなら、まずは最初に試したいツールといえるだろう。
専用のページで[Download]ボタンをクリックしてファイルをダウンロードしたら、実行してインストールする。すると、タスクトレイにPC Managerのアイコンが表示されるようになる。クリックすればメニューが表示される。
PC Managerのページ。[Download]ボタンをクリックしてファイルをダウンロードしたら、実行してインストールする。なお、言語は英語と中国語の2つが用意されている。
タスクトレイの「PC Manager」のアイコンをクリックするとメニューが表示される。
●PC Managerの使い方と主な機能
PC Managerのアイコンをクリックすると小さいメニューが開く。
一見すると機能は少なく感じられるが、けっしてそんなことはない。
メニューは多階層になっていて、思ったよりもずっと充実している。
機能は大きく「クリーンアップ」と「セキュリティ」の2つに分かれている。
メニュー下段の[Cleanup]と[Security]のボタンをクリックすればメニューが切り替わる。用意されている機能は次のとおりだ。
<クリーンアップ(Cleanup)>
・メモリ解放(Boost your PC’s performance)
・ヘルスチェック(Health check)
・ストレージ管理(Storage management)
・プロセス管理(Process management)
・スタートアップアプリ管理(Startup apps)
<セキュリティ(Security)>
・PCのスキャン(Scan your PC for threats)
・Windowsの更新(Windows Update)
・ブラウザ保護(Browser Protection)
・ポップアップ管理(Pop-up Management)
たとえば、[Cleanup]の[Boost]ボタンをクリックすれば、メモリの解放と不要な一時ファイルの削除が実行されてPCが高速化される。
[Cleanup]の[Storage management]を選択すると、不要なファイルを削除するメニューが表示される。たとえば[Manage large files]を選択すれば、「100MB以上」などのファイルサイズ、画像や動画などの種類でファイルを検索して、削除することができる。
そのほかにも、不要なプロセスを終了したり、Windows起動時に自動起動するアプリを停止したりする機能も用意されている。
[Cleanup]の[Storage management]を選択すると表示されるメニュー。
[Manage large files]を選択すると、ファイルのサイズや種類を指定して検索し、削除できる。
[Startup apps]では、Windows起動時に自動起動するアプリを確認して停止できる。
[Security]には、セキュリティに関する機能が集約されている。
[Scan]ボタンはWindows Defenderによるウイルススキャンだ。
また、[Windows Update]はWindowsやデバイスドライバーの更新を細かく制御する機能、[Browser Protection]は既定のブラウザが勝手に変更されるのを防ぐ機能、[Pop-up Management]はポップアップウィンドウが開くのを防ぐ機能である。
[Security]にはセキュリティ関連の機能が用意されている。
[Windows Update]ではWindowsやデバイスドライバーの更新を細かく制御できる。
設定項目が豊富で、Windowsの機能とも統合されているので、Windows環境をカスタマイズするツールを探している人には最適なツールといえるだろう。
PC Managerはパブリックベータなので、今後も仕様が変更される可能性はあるが、正式発表前でもけっこう便利に活用できるので、興味があれば試してみてはいかがだろうか。
井上健語(フリーランスライター)
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