珠城りょうさん、「罪と罰」原作でも「笑えるシーンがあるんですよ。ぜひ笑ってください」と語る
俳優の珠城りょう(34)が29日、東京芸術劇場プレイハウス(東京池袋)にて、ミュージカル『天翔ける風に』の初日を迎え、囲み取材に応じた。
珠城は、およそ2年前に宝塚歌劇団を退団してから、今回が初めてのミュージカルに挑み、主人公も任された。新たに準備がされた舞台について「『罪と罰』が原作ではあるんですけれども、ちょっとコミカルなシーンもあるので、そういうところは、ぜひ笑ってください。なので、肩の力を抜いて、緩められるところもたくさんありますので、どうか皆さんも気負わずに、劇場へ足をお運び頂けたらと思います」とメッセージを発した。
続けて「この『天翔ける風に』という作品は、何度も再演されていますけれど、他のキャストの皆さんと、今回の舞台は、自分たちにとって初演のつもりでやろうと、お話しておりました。今までご覧になられたことがある方、そして、今回初めてご覧になられるお客様にも、これが日本のオリジナルのミュージカルなんだと、楽しんで頂けたらと思います」と願う気持ちを表した。
本作は、野田秀樹氏がドストエフスキーの小説をもとに、幕末の日本にトランスさせた『贋作・罪と罰』を原作にして、その宿命劇を謝珠栄氏がミュージカル化したものだ。2001年の初演から何度も上演されてきたが、今回は10年を経たリニューアル上演となる。
公演スケジュールは、東京芸術劇場プレイハウス(東京公演)が、本日・9月29日から10月9日まで。その後、兵庫県立芸術文化センター(兵庫公演)に移り、10月13日から10月15日まで。さらに、穂の国とよはし芸術劇場PLAT(豊橋公演)に向かい、10月19日から10月22日までの予定がある。
なお、囲み取材には、珠城のほか、屋良朝幸、剣幸、そして、演出と振付を担当する謝珠栄氏も同席していた。
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