社会

“Mineo’s Ad-Free Service: Benefiting Not Only Users, but Everyone” – 「 Mineoの広告非表示サービス:ユーザーだけではなく、すべての人々に恩恵をもたらす」


●mineoが提案する「広告フリー」サービスの面白さ
みなさんはMVNO(仮想移動体通信事業者)というと、何を思い浮かべるでしょうか。

・通信料金が安い
・乗り換えが簡単(縛りが少ない)
・通信が少し不安定

このようにさまざまにあると思いますが、
実はサービスの中身でも非常にユニークなものが揃っているのがMVNOの面白さの1つでもあります。

大手MVNOの「mineo」が3月1日より提供を開始した「広告フリー」もまた、非常に面白い試みです。

これまでスマートフォンなどで通信を利用する場合、
LINEやInstagramといったSNSのデータ通信分を料金としてカウントしない「カウントフリー」というサービスがあります。

しかしmineoの「広告フリー」サービスでは、
特定のSNSや音楽配信サービスなどを無料にするのではなく、mineoがIPリストに登録している広告の通信量を無料にするというものなのです。


広告をカウントフリーにするメリットとは?

●広告フリーはユーザーだけではなくすべての人々に恩恵を与える
広告をカウントフリーにする点には、ユーザーだけではなく広告主やコンテンツサービスを提供する側にも大きなメリットがあります。

・ユーザーは広告の余計なデータ通信分の料金を支払わなくて良い(データ通信量を節約できる)
・広告主はユーザーに広告を見てもらうことができるので正しく広告として機能する
・コンテンツサービス(ウェブサイト含む)提供者は広告を正しく見てもらえることで収益が安定する

私たちが普段利用しているオンラインサービスやアプリなどで表示されている広告のデータ通信量は、実に4割にものぼると言われています。

インターネット全体での広告にかかる費用も指数関数的に増加しており、
2019年にはテレビ広告も追い抜き、2021年時点で年間2兆7000億円以上にもなります。

それだけ巨大な市場であるからこそ、ユーザーである私たちは便利なアプリやサービスの多くを、無料あるいは超低価格で利用することができるのです。


今や商品宣伝の主戦場はインターネットとオンラインサービスだ


私たちが利用しているコンテンツのデータ通信量の4割は広告で埋まっている

例えば、広告そのものを削除してしまうアドブロック機能の場合、
ユーザーはデータ通信量の削減や表示の軽さなどで恩恵を受けます。
しかしながら、広告主にはメリットがなく、コンテンツ提供者も収益がなくなってしまいます。

それは、巡り巡ってユーザーが安価にサービスを受けられなくなることへと繋がります。

mineoの広告フリーサービスは、ユーザーだけにメリットがあるサービスではなく、
長期的にオンラインサービスやコンテンツが持続可能なサービスなのです。


無料化されたデータ通信量をグラフや数値で見られるのがとても親切だ

●オンラインサービスを恒久的且つ安価に利用し続けるための試金石として
「すべての人に恩恵があるサービスを」
これを目指すmineoの姿勢には、ユーザーとともにより良い通信サービスを作っていくというモットーが詰まっています。

広告フリーサービスはmineoの料金プランのオプションとして用意され、無料で利用することができます(要申込み)。

自分が「今だけ」得すればいい、という近視眼的な見方ではなく、
オンラインサービスやスマホアプリをこれからも永く無料で使い続けたいと思うのであれば、広告表示はある程度許容していく必要があります。

より安価で快適なオンラインサービス提供の未来のためにも、広告フリーというサービスが持つポテンシャルと、人々の支持に期待したいところです。

執筆 秋吉 健





提供(C)ライブドアニュース

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