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TBSテレビ特派員による映画『戦場記者』…「未来に起こる戦争、難民を減らすこと、その力は絶対ある」とメッセージ -ライブドア

TBSテレビ特派員で、今やYouTubeでも注目を集める戦場記者・須賀川拓氏


TBSテレビ特派員であり、今やYouTubeでも注目を集める戦場記者・須賀川拓氏が一時帰国していて、16日の都内で、監督として手掛けたドキュメンタリー映画『戦場記者』の初日舞台あいさつに立った。

TBSテレビに在籍、ロンドンを拠点にしながら世界中を飛び回る須賀川氏。中東はもとより、ヨーロッパ、アフリカ、西アジアといった驚異的な広さ(地球の約1/3エリア)をカバーしていて、海外で起こっている現実をニュース配信している。

彼のチャレンジは、テレビの枠に収まらず、YouTube上で人気コンテンツとなっていて、平均30万再生以上を記録するほどだ。圧倒的なリアルさを感じるのは「ほぼ、無編集。編集していないことを証明するには、喋り続けることだと思った」と取材の裏側も明かした。

ヒリヒリした取材場所とあって「いつも『ヤバイ』とか同じ反応ばかり。僕には、語彙力が無い。もっと日本語の勉強をしないと…」と反省して、笑わせた。

今作で落とし込んだのは、ガザ、ウクライナ、アフガニスタンを徹底的に歩き、人々を見つめ、浮かび上がった戦地の出来事。様々な地域から発信した戦場レポートを基にしている。

須賀川氏は「皆さんに届けたい想いがあってこの映画を作りました。もちろん、このこと(今日の劇場公開)がゴールでもあったのですが、その先のこともイメージしています」とその他の狙いも語った。

「この作品を見たことによって、誰かが支援に動いて、架け橋になるかもしれない。その他にも、お子さんがいる方だったら、お子さんに戦争のことを聞かせるかもしれない。友達と話し合って、そこから議論が広がるかもしれない。その内容は、否定や肯定でも、どちらでもイイです」

「やっぱり、知ることによって、次のムーブメントを起こすキッカケになると思います。今も起こっている戦争を報道によって終わらすことは出来ないですけれど、未来に起こる戦争や紛争、難民を減らすこと、その力は絶対あると思っています。少しでも力になりたいと思ってこの映画を作りました」とメッセージを残していた。

上映後にはトークショーも行われ、ジャーナリストの青木理氏と村山祐介氏がゲストとして招かれていた。

▼ (左から)青木理氏、須賀川拓氏、村山祐介氏

映画『戦場記者』初日舞台あいさつにて

▼ 「未来の戦争、難民を減らすこと、その力は絶対ある」と須賀川氏

▼ 映画『戦場記者』予告映像

■関連リンク
映画『戦場記者』…公式WEBサイト





提供(C)ライブドアニュース

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