「先輩たちの思いを背負って壁を乗り越える」 堂安律選手 FIFAワールドカップ日本代表会見 -ライブドア
――ワールドカップを終えてどんな気持ちですか。
堂安律(以下、堂):夢の舞台って想像してましたけど、想像以上だったなって感じてます。あとは「勝てないか…」っていう。何が足りなかったのかっていうのは正直、まだ整理しきれてないですし、僕たち全員全てを準備したつもりだったので、まだ答えは見つかってないので、ゆっくり考えたいなとは思ってます。
――堂安選手のプレーは世界にインパクトを与えました。その中で自分が感じているもの、これから何が必要で何が足りていないと思いますか。
堂:ゴールっていう部分では、2ゴールできましたし良かったですけど、 ただ、他にもっと質を上げていかなくちゃいけないところはたくさんありました。
昨日の試合なんかでも、やっぱりあそこで決める選手にならないと。僕がしなくちゃいけない仕事だと思うので。すごい無力さを感じながらピッチを去ってからはPK見てましたし、まだまだ未熟だなって感じました。
――交代の瞬間、どういう気持ちでピッチを後にしましたか。
堂:残ってる選手に頑張ってくれっていう思いでした。60分でも70分でもいけるとこまで全て出し切ろうと思ってたんで、監督も信頼してくれて、あそこまで残してくれましたし、そこで仕事できなかったのは本当に悔い残ってますけど、選手たちに頼むって思いで見てました。
――これから自分が成長していくために、この大会を経てどう進むべきだと思いますか。
堂:正直ディテールを詰めればたくさんあると思います。プレイのとこでも、もっと能力的なスピードも上げなくちゃいけないですし、 シュートも精度上げなくちゃいけないですし。
トラップからパスから全ての部分でやらなくちゃいけないですけど、やっぱりマインドセットの部分で、人よりも努力しなくちゃいけないですし。明日からですけど誰よりもサッカーのこと考えて、誰よりも夢に向かって進むしかないかなと思ってます。
――1歩ずつ前に進むためにどういう努力をしていくべきだと感じていますか。
堂:自分はフィニッシャーだと思ってるので、そのフィニッシュのボックスのところで、何ができるか、ボールを受けて仕事をする場面を昨日は見せれなかったですし、そこは自分が1番代表でやらなくちゃいけない、見せなくちゃいけないプレーだと思うので、そこは極めていきたいです。
チームとしては、これが戦術といえば戦術なんですけど、引き込む時間が多かったですし、ドイツ、スペインでもボールを持ちたいっていう気持ちは、選手全員持ってますし。もう3年半ですか、次のワールドカップまでありますけど、チームとしても突き詰めていかなくちゃいけない戦術はあるのかなと思ってます。
――4年後、どういったプレーを見せたいかイメージはされていますか。
堂:この悔しさを忘れなくちゃいけないので、目標だったベスト8以上、絶対に乗り越えなくちゃいけないと思ってます。
すごく難しい感情ではありますけど、いろんな先輩方がこうしてここまで僕たちにつないでくれたので、4年後ピッチに立つ選手は、先輩たちの思いも背負って、壁を乗り越えなくちゃいけないかなと思ってます。
――堂安選手にとって、この日本代表とは?
堂:自分を強くしてくれる舞台だなと思ってます。人からの期待は感じますし、特にこのワールドカップではすごい感じたので、 これほど自分が人として強くなった経験はあんまりなかったので、この2週間で人間として強くさせてくれた舞台かなと思ってます。
会見動画: https://youtu.be/4xkYbrn6_8A
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