赤のネクタイだった藤波辰爾 アントニオ猪木さんを想って「今日は赤色にした」とはにかむ -ライブドア
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プロレスラーの藤波辰爾が、15日の都内で、プロレス・格闘技ライターの堀江ガンツさんの著書『闘魂と王道 – 昭和プロレスの16年戦争 -』の発売記念イベントにゲスト参加。その直前のタイミングで、合同インタビューにも応じた。
そのインタビューで始まって、藤波の笑顔が大きくなったのは、赤色のネクタイが話題になったとき。記者が「今日のネクタイ、猪木さんを意識されたのでしょうか」と投げかけると「やっぱり、気づきました?」と切り返し、はにかんだ。また、嬉しそうな表情も見せて「昨日までは(赤を)つける気はなかった。でも、今日は赤にしたかった」と話し、意識が切り替わったという。
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今月1日に79歳で亡くなったアントニオ猪木さんのこと。「僕にとって猪木さんは、巨大な岩に思えたこともある」と例えたりもした。「リングの上で戦うと、大きな岩にぶつかったように跳ね返された。それでいて、我々が追われたりするようなことがあったときには、風除けになってくれたり、問題が起きても、しっかりと聞いてくれて受け止めてくれる優しさもあった」と器の大きさを表した。
猪木さんとの、やり取りも思い出した。「僕が迷って躊躇していると、猪木さんは、その間に一歩を踏み出していた。猪木さんは『やってみないと分かんないだろ』って言っていた。いつも身をもって、率先していて、僕に色んなことを見せてくれていた」と行動力にも触れていた。
会場で紹介されていた堀江さんの本の中身は、新日本プロレスと全日本プロレスにおける動き、1972年から1988年までの“リアルファイト”を再検証した叙事詩。猪木さんの独占インタビューも特別掲載されていて、592ページという大ボリュームで残している。
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