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中古パソコン市場がまだ熱い! テレワークと半導体不足でいまだに需要が落ちない中古PCの選び方 -ライブドア


中古パソコン市場がまだ熱い! テレワークと半導体不足でいまだに需要が落ちない中古PCの選び方 -ライブドア


コロナウイルスという近年で経験のなかった世界規模の感染症。
人類はその危機に対し、さまざまなことを学び、新しい取り組みを進めてきた。

その1つがテレワークだ。
会社に行くのが当たり前だった日々が、在宅あるいはリモートという環境の中で仕事をするようになった。もちろんそれが正解かはまだわからないが、コロナ対策が変化していく中、テレワークは続いている。

テレワークで意外と大きな問題となったのが、深刻なパソコン不足だ。
少し前であれば、少なくとも一家に一台ぐらいのパソコンがあったものだが、スマートフォンの普及でパソコンを持たない家庭も多い。また、普段の仕事を含め、スマートフォンやタブレットだけで済んでしまうライフスタイルも増えている。

とはいえ、パソコンは気軽に買えるものでもない。テレワークのためだけに十万円単位のパソコンを買うのは負担が多い。

そこで白羽の矢が立ったのが「中古パソコン」だ。
今、市場では中古パソコンが熱い。

●テレワークだけなら最新機種はいらない
確かにそれまでも中古パソコンは存在していたが、技術が更新され、続々と新機種が登場するパソコンの世界で、中古パソコンはいわば「性能が低く使えない」「見捨てられたパソコン」との印象が強かった。

そのため秋葉原などでは、あえて古いOSが必要なユーザーや、部品取りとして改造のタネに使う人などが手にすることが多く。何かを始めるために中古パソコンを買うといったニーズはほとんどなかったといってよい。

一方で、進化が早い分、型落ちも早い。
当然、値段もすぐに落ちる。2年前ぐらいのパソコンが、1万円台で売られているなんてこともある。それだけ中古市場にはパソコンがあふれていた。

2年前のパソコンが果たして使い物にならないのだろうか。

テレワークで必要なネット会議やオフィスソフト。
はっきり言えば、まったく問題なく使える。
なぜなら、これらの用途に最新の高性能はいらない。実際に2年前までは現役の最先端にいたパソコンで、その頃もネットやオフィスソフトは使えていたものだ。いくらバージョンアップがあるとはいえ、そこまで急に「使い物にならない」ものにはならない。

●中古パソコンは「ボロくない」
誰しも、
・使い込まれて傷だらけになったパソコンを使いたくない。
・メーカー保証も切れているから、壊れたら困る。
そう思うだろう。“安物買いの銭失い”にはなりたくない。

しかし、実際にいまの中古市場を見てみると、
「これが中古?」
そう思えるようなパソコンが山ほどあるのだ。

なぜなら、ノートパソコンとはいえ、会社のデスクにずっと置かれ、激しく使われることもなかったものがリース切れで中古市場に出回る。
実はいまの中古市場に、あまり使われていなかったパソコンがけっこう多く存在する。だから外観は問題ない。

次に性能を見てみよう。
たとえば今、主流の最新CPUは第12世代Coreシリーズで、安くても10万円ぐらいする。高性能であれば30万円以上する。

少し世代をさかのぼり、第8世代や第6世代となれば、当時30万円以上したパソコンも5万円以下で販売されている。


ちなみにCPUの型式を見ると、「Core i5-6200U」などと書いてあり、後半部分(この場合6200U)の最初の数値が世代を表している。このCPUは第6世代ということがわかる。

これらは、おおむね5年以上前のパソコンだが、
実際に使ってみて、そこまで遅いとは感じない。

筆者は複数所有するパソコンの中に1台、第4世代のCore i7がある。
2014年の製品で、当初OSはWindows 8.1だった。第4世代CPUはWindows 11のバージョンアップからは見捨てられてしまったのだが、今でもオフィスソフトやZoomは問題なく動いているし、特にイライラすることもない。

当時は25万円ぐらいした。しかし中古市場ですらもう見つけられないほどの遺物になってしまった。
試しにある中古パソコン販売店に買い取り価格を聞いてみたのだが、あっさりと「買い取り不可です」と言われてしまった。タダでも引き取ってもらえない。

これはWindows 11が使えないことが大きい。
ただもし販売するとしたらと聞いてみると、ジャンクセールで1万円以下なら販売できるかもしれないとのことだった。ちゃんと動くのに……。

このマシンは、筆者の仕事場でも十分に現役で使えている。

●店舗の保証や独自のカスタムモデルも存在
とはいえ、パソコンは消耗品でもある。やはり使い続ければ、くたびれてくる部分もある。
そのため、中古パソコンを扱うショップでは、独自の保証を付けていることが多い。
期間は1カ月〜3カ月程度の短期間なので、ひとまず使ってみて問題あれば保証しますということだ。それでも買ってきてすぐ壊れたなんて後悔することがないので安心はできる。

また、ハードディスクなど寿命がある部品を、ショップで独自に交換した中古パソコンもある。一般的にCPUやメモリが寿命で壊れることは考えにくく、パソコンの中で消耗する部品を交換し、いわばリフレッシュして販売している中古パソコンだ。
もちろんショップが独自の保証を付けている。


中古パソコンはWebでも購入可能だ。もちろんすべて基本的に一点モノなので、自分にピッタリのものを見つけたら早めに決断しよう。

●オークションより店舗での購入がオススメ
中古パソコンはネットオークションやフリマサイトにも多数出品されているが、それより多少高くても、前述のような中古パソコンを扱うショップで購入することをオススメしたい。

ショップであれば動作の確認はしてあるし、短期間でも保証が付くことがある。
一方で個人間取引のネットオークションやフリマサイトでは、保証はないし、内部部品の消耗による動作の不安も残るからだ。
もちろん判断する目を持っていれば、市場より安値で入手できるネットオークションやフリマサイトは有効ではある。しかしテレワークなど特に仕事で使うのであれば、やはり安心して使える可能性が高い中古パソコンを選ぶほうが得策だ。

●あくまで用途はビジネス向け
中古パソコンはオトクだ。ただしそれはオフィスソフトやZoomといった用途だからこそだ。

数年前のパソコンでもビジネスであれば問題なく使える中古パソコンだが、スペックを必要とする写真や動画の編集などには向かないからだ。当然、派手なグラフィックで演出されるオンラインゲームも厳しい。

最新の性能を要求される用途には、やはりできるだけ新しいパソコンを使ったほうが、長く使えるし、パフォーマンスも満足できる。
もちろん1〜2世代前のパソコンならそれなりに使えるし、中古パソコンでもあるが、それほど安くはない。そして動作が重くて使えなくなる日もすぐにやってくる。
であれば動画編集やゲーム用途のパソコンは、多少は値が張っても最新機種を選ぶべきだ。

コロナ禍をきっかけにした働き方の改革やテレワークは、今後も続くし、広がる。
先日、大手の通信企業が原則すべてテレワークと決めたニュースも記憶に新しい。
すべての業務がテレワークになる例はまれだが、大企業でも中小企業でも、効率化を求め、無駄をそぎ落とすためのテレワーク化は広がっている。

もし今、
「パソコンがないから出社している、パソコンがあればテレワークができる」
「高価なパソコンをテレワークのために買うのはもったいない」
そう悩んでいるのであれば、中古パソコン市場を一度、眺めてみてはいかがだろうか。

執筆 八木重和





提供(C)ライブドアニュース

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