彦摩呂、日本の食文化を守るには「人の力。食べ物を深夜バス、新幹線に載せたりする工夫がある。今後も期待したい」 -ライブドア
フランス発レストランガイドブック『ゴ・エ・ミヨ 2021』の発刊に関する授賞式ならびにプレス発表会が、15日の都内で行われた。
授賞式では、受賞したシェフの表彰に加え、プレゼンターとして秋元康氏、林真理子氏、郷ひろみ、彦摩呂、中村アンらが出席した。
そこでは、彦摩呂が熱弁を振るい、存在感を見せた。「僕は、全国47頭道府県、そして有名な島々の殆どをロケで訪れて、全国を食べ倒して参りました」と自己紹介した。「このガイドで着目している『テロワール』は、フランス語で土地、地域性を意味しています。日本も潮の流れだったり、山に植えている木の種類によって、海に流れてくる水の成分が変わって、プランクトンに影響。そのプランクトンを食べる魚の味が変わってくる。その地域ごとの食文化を大事に、どのように守っていくかを気にしている」と語り始めた。
コロナの影響から早く抜け出すには「人の力なんです」と訴えた、彦摩呂。「地域の人たちのプライド、地域の味を大切に守ってくれる人がいらっしゃる。今はコロナで、人の移動が減っているので、他の人に美味しいものを味わってもらうために、食べ物を深夜バス、新幹線に載せたりする工夫が生まれて、今後も期待したいです。この土地の良さを大事にする、この表彰式、そして新しいガイドブックは、非常に意味があります」と特徴を表していた。
同ガイドブックは1972年にフランスで創刊。アジア地域で唯一の展開国となる日本版の第5巻目で、初掲載の関東甲信越エリアを含めた、全33都道府県、403軒の名店がセレクションされている。掲載ページの評価点は、20点満点中の0.5点刻みの点数と、それに応じたトック(フランス語で、コック帽の意)の数(1〜5トック)で、判別されている。
価格は税別2,727円で、あさって2月17日より、全国の書店&オンラインストアにて発売される。
以下の写真は「今年のシェフ賞」に選ばれた、大阪「HAJIME」に所属する米田肇氏。選考のポイントとして「調査した店舗の中で、もっとも斬新で完成度の高いインパクトのある料理を出した」との発表があった。
提供(C)ライブドアニュース