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iPadやiPhoneだけで本格的な動画編集ができる!動画編集アプリ「LumaFusion」が凄い -ライブドア



YouTubeやTikTok、Instagram、Facebookなどにより、動画を投稿することは当たり前という時代になってきた。スマートフォンでも簡単に動画撮影できるようになったことも大きな要因だろう。

とはいえ写真などの静止画に比べ、動画投稿の場合は投稿前に動画を編集する必要がある。

ここで紹介する「LumaFusion(ルマフュージョン)」は、iPhone/iPad向けの動画編集アプリ。
タッチスクリーンによる直感的な操作ができるため、誰でも手軽に動画を編集できる。

■軽快な動作が魅力
LumaFusionは、動画の結合やカット、トランジッション、BGMやテキストの挿入、クロマキーなど、パソコンの動画編集ソフトにも劣らない機能を備えている。
また編集作業も軽快で、数分で編集できてしまうことも大きいなメリットだ。

今回は12.9インチのiPad Proを使用した。
LumaFusionは、iPhoneでも使えるのだが、iPad Proに比べると画面サイズが小さいので作業は少々ストレスがたまる。

LumaFusionには多くの機能が搭載されているのだが、ここでは基本的な機能に絞って紹介したい。

○動画を合成、カットしよう
編集作業に入る前にプロジェクトを作成する。
LumaFusionを起動後、左下の「+」ボタンを押して、
・プロジェクト名
・フレームレート
・フレームアスペクト
・色空間
これらを設定する。

ただデフォルトで「最初に追加されたビデオクリップに合せる」ように設定されているため、プロジェクト名のみ入力後に「+」ボタンを押すだけで、すぐに編集作業に入ることもできる。


新規プロジェクトを設定する画面。プロジェクト名を入れて、「+」ボタンを押すだけだ。

次に画面左上のウィンドウから編集したい動画を選択する。
花のようなアイコンをクリックすると、写真、ファイル、インポート済みなどから、動画を選択できる。

写真を選択すると、動画が一覧で表示されるので、ダブルタップで動画を選択する。
ちなみに「…」を押すと、「メディアをインポート」を選択することができ、
・Box
・Dropbox
・Googleドライブ
・OneDrive
・ファイル
これらの保存先から動画を選択できる。


DropboxやGoogleドライブに保存した動画をインポートすることができる。

動画を選択する際に動画をタッチすると、右側のプレビューで内容を確認できるので、編集したい動画が確認できたらダブルタップすれば、タイムラインに追加される。
同様に2つめの動画を追加したいときは、追加したい動画をダブルタップすれば、現在のタイムラインに追加される。


動画を選択した状態。

動画の一部分だけトリミングして追加したいときは、目的の動画をタッチして、プレビュー画面に動画を表示させる。
Apple Pencilや指などで、カーソルを移動させて、開始([)と終了(])のポイントを設定してからダブルタップすることでトリミングされた動画がオレンジ色の括弧([])で表示される。
右下の挿入アイコン(赤丸)をタップすれば、トリミングした部分をタイムラインに追加できる。


動画をトリミングして、そのままタイムラインに追加できる。

動画の順番を変えるには、タイムライン上で長押しをした後、ドラッグ&ドロップで変更できる。
タイムライン上の動画を削除したいときは、動画をタップ後、ゴミ箱アイコンを押せば、その動画を削除することができる。

タイムライン上の動画をクリップに分けたいときには、「ハサミ」アイコンをタップする。
間違った場合には、「元に戻す」アイコンをタップすれば、いつでも前の状態に戻すことができる。


元に戻すアイコンで、いつでも元に戻せるので、安心して動画を編集できる。

○テキストを挿入しよう
テキストを挿入したいときは、丸い「+」ボタンを押して、「メインタイトル」や「オーバーレイタイトル」を選択しよう。

動画にオーバーレイするタイトルなどを入れたい場合は、「オーバーレイタイトル」でタイムラインをダブルタップして、「ここにテキストを入力」からテキストを入力する。フォントの種類、色や大きさも変更できる。フォントの太さを変更する方法は、フォント選択後、右の矢印により太さを変更できる。


「オーバーレイタイトル」でフォントを選択した状態。

○色調を調整する
LumaFusionは、簡単に動画の色調を変更できる。
右上の動画のプレビュー画面をタッチして動画を最大化すれば作業しやすくなる。

動画のクリップをダブルタップして編集モードに入り、「*」アイコンをタップすれば、「FX」に切り替わる。カラーフィルターを選択する画面が表示されるので、好みのフィルターを選択後、レベルや明るさ、コントラストなどを調整する。このほかボカシや歪みといった効果も付けられる。

LumaFusionが便利なのは、同じ効果をほかのクリップにコピーが簡単にできることだ。
クリップボードのコピーを選択後、目的のクリップにして、クリップボードのペーストを選択するだけでよい。


撮影した動画が暗いときは、レベルや明るさを調整して、明るくすることができる。

○バックグランドのBGMを入れよう
BGMを追加するときは、左上のソースパネルから音楽を挿入することができる。
音楽のフリー素材を配布しているサイトなどから、あらかじめBGMに挿入したい音楽をダウンロードしておくとよいだろう。
パソコンなどで音楽ファイルをダウンロードして、Googleドライブなどに保存しておけば、Googleドライブから音楽ファイルをBGMとしてLumaFusion にインポートできる。

目的の音楽を長押ししながら、下のタイムラインまでドラッグすれば、BGMとして利用できる。
不要な部分は、「ハサミ」を使えば削除もできる。
BGMのタイムラインをダブルタッチすることで、BGMも編集が可能なので、詳細なボリューム変更やエフェクトなども利用できる。


声がBGMでかき消されるときは、右側にある音量からBGMを小さくしよう。

○動画を出力しよう
動画編集が終了したら、動画を出力する。
右下の「↑」ボタンをタップすると、「共有/エクスポート」が表示されるので、「ムービー」を選択後、ムービーのエクスポート先を選択する。
LumaFusionでは、
・写真
・YouTube
・Vimeo
・Googleドライブ
これらに動画を出力(保存)できる。


動画のエクスポート先には、DropboxやOneDriveなども指定できる。

LumaFusionを使用すれば、動画編集に慣れていない人でも、直感的な操作で動画を編集できる。動作も軽快でストレスもない。
有料アプリのため3,680円の初期費用はかかるが、Appleの動画編集アプリ「Final Cut Pro」は3万6,800円であることを考えれば、1/10程度の価格で本格的な動画編集ができるのが大きなメリットだ。

・LumaFusion
・LumaTouch

ITライフハック 関口哲司





提供(C)ライブドアニュース

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