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JR東日本とイイノが自動走行モビリティ! 歩行者との共存と搭乗者の行動変… -ライブドア

JR東日本とイイノが自動走行モビリティ! 歩行者との共存と搭乗者の行動変容を促す実証実験


「高輪ゲートウェイシティ(仮称)」の都市計画では、街の南北を繋ぐデッキ上を、歩行者と共にさまざまな移動手段を利用した移動を目指している。
単なる移動手段にとどまらず、地域の施設や地域と連携しながら、エリアの魅力向上につながるモビリティサービスの創出にも力を注いでいる。

東日本旅客鉄道株式会社は2023年3月10日(金)、「高輪ゲートウェイシティ(仮称)」へのモビリティサービスの導入を見据え、ゲキダンイイノ合同会社の協力のもと、自動走行モビリティおよび移動体験を通した街の回遊性の向上についての実証実験を実施した。

■自動走行モビリティの歩行者との共存性を検証
実証実験では、自動走行モビリティの歩行者との共存性を検証した。さらに移動体験を通じて、施設内の回遊性の向上や、消費行動などの行動変容の喚起が可能なのかも検証された。

自動走行モビリティは、ゲキダンイイノ合同会社が開発した「iino type S712 (イイノ タイプ エス 712)」だ。全長 1195× 全幅 695× 全高 1050mm、最高速度は時速5キロ、乗車人数は最大3人となっている。

今回は自動走行モビリティに乗車して、レストランやショップの多いアトレ竹芝タワー棟(商業エリア)と、エンターテインメント施設の多いアトレ竹芝シアター棟(文化エリア)とを結ぶ約300m間の移動を実施した。


左からゲキダンイイノ合同会社 座長 嶋田悠介氏、東日本旅客鉄道株式会社 マーケティング本部 マネージャー 天内義也氏

東日本旅客鉄道株式会社 マーケティング本部 マネージャー 天内義也氏が語る!ウォーターズ竹芝で実施する自動走行モビリティ実証実験


YouTube:https://youtu.be/jzr9E48iGYg

ゲキダンイイノ合同会社 座長 嶋田悠介氏が語る!時速5kmで自動走行するモビリティサービス「iino」


YouTube:https://youtu.be/hfBl3tyHJ3I

■まわりの景色を見るにはちょうど良い速さの自動モビリティ
現地では、希望者は実証実験を体験することができた。
まずアトレ竹芝タワー棟入口付近に設置したモビリティスポット(受付)でチェックインをして、肩掛けスピーカーを装着する。


左右にひとりずつ、後ろにひとり乗車することができる

自動走行モビリティ乗車時の注意などの簡単な講習を受けた後に乗車した。
人が歩く程度の速さで走行するため、まわりの景色を見るにはちょうど良い。


後ろから見た自走走行モビリティ

肩掛けスピーカーからは、アトレ竹芝の店舗情報や水辺空間の情報を聞くことができた。
音が十分に聞こえるか、不安もあったが、実際に体験してみると予想していたよりも大きな音声で解説が聞きづらいといったことはなかった。


肩掛けスピーカーから解説を聞くことができた

乗車するときは、モビリティの近くで歩くか、タッチセンサーに手をかざすと、減速、または停止する。モビリティは安全確保のため、LEDライトやスピーカーにより、周囲にモビリティの存在を知らせてくれる。


乗車体験の様子。解説により、竹芝のウォーターフロントが存分に楽しめた

JR東日本は今回の実証実験の結果を踏まえて、「高輪ゲートウェイシティ(仮称)」のまちづくりで実装するモビリティサービスや、街に設置するモビリティスポットの計画に活用したいとの考えだ。

JR東日本は今後、多様なモビリティの走行を可能にするモビリティプラットフォームを構築することにより、天候や混雑状況を考慮して、自動走行モビリティの最適な台数やルートを確保し、サービスとして提供する未来を目指している。

ITライフハック 関口哲司





提供(C)ライブドアニュース

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