書家・紫舟氏、葛飾北斎を想像しながら生パフォーマンス″ -ライブドア
![書家で芸術家の紫舟氏](https://image.news.livedoor.com/newsimage/stf/6/3/631c75d6c07a328122d133bbfbc3acb5-m.jpg)
書家・紫舟氏が、13日の都内で行われた映画『HOKUSAI』のトークイベントにゲスト参加。そこでは、全長2mを超える和紙に向かって、同作をイメージしたパフォーマンスを実行し、与えられた時間・5分間で作品を完成させた。
本作は、米TIMES誌「この1000年で最も偉大な功績を残した100人」に日本人唯一ランクインした絵師・葛飾北斎の生涯を描いたもの。歴史的資料を徹底的に調べ、残された事実を繋ぎ合わせて生まれたオリジナルストーリーで、今までほとんど語られる事のなかった青年時代の北斎も描かれる。
一足早く映画を鑑賞したという紫舟氏は「生き抜く力、もう1回立ち上がってみるとか、もう1回踏ん張ってみようと思える映画でした」とコメントし、今回描き上げた作品に落とし込んだのは「大きなうねりや波を起こし、太陽のような明るい赤い色、光りを表す黄色など使い、そして、多くの人に届けたいという想いから『生き抜け』というメッセージも書かせてもらいました」と説明を加えた。
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映画『HOKUSAI』公開記念!大波トークイベントにて
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北斎の青年期を演じたのは、柳楽優弥。紫舟氏のパフォーマンスを至近距離で見届けて「生き抜けという言葉、今の状況(コロナ禍)だからこそ、凄く響きます。北斎の作品もそうですが、生命力を感じます」としみじみ話した。
当時、平均寿命40歳と言われた時代。90歳まで生きた北斎の老年期を演じた田中泯は「いや〜、いいですね」と感想をもらしつつ、大きな笑顔を見せた。
紫舟氏は、北斎について「常識とか美術のルールといった制約に一切流されず、自分を縛るものから解放し続け、自己解放が出来た方だったと思います」と想像。およそ170年前に生きた偉大な人物について思いを巡らせていた。
映画『HOKUSAI』は、一年の公開延期を経て、5月28日から封切りを迎える。
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映画『HOKUSAI』公開記念!大波トークイベントにて
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