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撮影画像の不要な人物・モノを削除する! 無料で簡単にできる方法 -ライブドア


撮影画像の不要な人物・モノを削除する! 無料で簡単にできる方法

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きれいな風景を撮影したのに、関係ない人物やモノが映り込んでいた……。
こんなとき、余計な人物・モノをきれいに消去できたらうれしいだろう。

今回は、アドビのPhotoshopのようなプロ用のツールを使わないで、それを実現する方法を紹介しよう。

●オンライン版やダウンロード版が用意されたInpaint
現在の技術を使えば、画像をさまざまに加工することができる。
たとえば、アドビのPhotoshopというツールを使えば、画像に写り込んだ不要な人物やモノを簡単に消すことができる。ただ消すだけでなく、消したあとの背景部分を自動的に描画して、最初から写っていなかったかのような自然な処理が可能だ。

とはいえ
「こんな処理は、Photoshopのようなプロ用の高価なツールを使わないとムリ」
そう思っている人は多いだろう。

否! そんなことはない。
今回紹介するツール「Inpaint(インペイント)」を使えば、無料もしくは安価に同じ処理ができる。

Inpaintはオンライン版やダウンロード版など、いくつかの種類が用意されている。
以下では、Webブラウザだけあれば利用できるオンライン版の使い方を紹介しよう。



WebブラウザでInpaintのページ(https://theinpaint.com/)を表示したら、「TRY IT ONLINE」と表示されているエリアにエクスプローラ等から画像ファイルをドラッグ&ドロップする。または、[Upload Image]をクリックして画像ファイルを指定する。なお、アップロードできる画像ファイルはJPG、PNG、WebP形式で、最大サイズは10MBとなっている。


画像ファイルがアップロードされる。


左側のメニューで赤い●のアイコンをクリックしたら、消したいエリアをマウスをドラッグして塗りつぶす。なお、マウスポインタの丸い赤は、上部ツールバーのスライダーで大きさを調整できる。


塗りつぶしたら、ツールバーの[Erase]ボタンをクリックする。


処理がスタートする。


塗りつぶしたエリアが消去された。

なお、右上の[Download]ボタンをクリックし、[Download Low Resolution]をクリックすれば低解像度の画像ファイルをダウンロードできる。
高解像度のファイルが必要な場合は、[Purchase]ボタンをクリックして購入手続きが必要だ。この場合、処理した画像の数によって金額が変わる仕組みとなっている。

画像枚数を気にしないで使いたいなら、WindowsやMacに対応したダウンロード版を購入するとよいだろう。金額は$19.99となっている。
また、Microsoftストアでストア版アプリ(2350円)も用意されている。

なお、有料版でも、インストールして画像を処理するところまでは無料でできる。
処理した画像を保存する機能が制限されているので、それを解除したいとき購入する流れになる。使い方はオンライン版とほぼ同じだ。
以下に、Windows版での操作方法を紹介しておこう。


Windows版のInpaintを起動したら画像ファイルを読み込む。


左側のメニューで赤い●をクリックして消したいエリアを塗りつぶしたら、ツールバーの[削除]をクリックする。


処理がスタートする。


塗りつぶしたエリアが消えた。

完全に無料ではないが、低解像度の画像でよければオンラインで処理できる。高価なツールを使わなくてもごく自然に消してくれるので、ぜひその精度を体験してみてほしい。
仕事で本格的に利用するなら、有料版を購入すればいいだろう。

Inpaint(ホームページ)
Microsoftストア

井上健語(フリーランスライター)



提供(C)ライブドアニュース

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