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離れた親のパソコンを遠隔操作でサポートできる! コロナ禍で親孝行できるWindows 10「クイックアシスト」が超絶便利だった -ライブドア


離れた親のパソコンを遠隔操作でサポートできる! コロナ禍で親孝行できるWindows 10「クイックアシスト」が超絶便利だった

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長引くコロナ禍生活で、相変わらず活動が制限される日々が続いている。

筆者も、すでに1年半ほどだろうか、実家に帰れていない。
こんな制限生活で困るのが、親のパソコンのメンテナンスだ。

以前であれば1年に数回帰っていたので、帰省の際に実家のパソコンをチェックできた。
Windows Updateはきちんと実行して適用されているのか?
ウイルス対策ソフトの期限は切れていないか?
などなど。

さらに親からの
「これがやりたいんだけど」
「なんでこうなっているの?」
こうしたパソコンに関する質問にも答えるなど、サポートをしてきた。

こうしたサポート作業で、実家の家族はパソコンをなんとかうまく使えてきたのだ。

しかしここ1年半、それらが一切できていない。
たまたまお試し利用だったウイルス対策ソフトが「期限が切れます、継続利用する場合はご購入ください」的なメッセージが出てどうすればいいかわからない、と言われることも。

最初は電話で説明していたのだが、親はパソコンに詳しくないため、専門用語は知らないので、言葉だけで説明すると、らちがあかない。

そこで思いついたのが、Windows 10に標準搭載されている「クイックアシスト」という機能だ。

「クイックアシスト」とは、
離れたところから、あたかも自分のパソコンのように操作できるというもの。
さっそく、試してみた。

■クイックアシストを接続する
「クイックアシスト」を親のパソコンで利用してみることにした。
最初は、筆者から渡してあるスマホでLINEビデオをつなぎ、状況を確認する。
そして「クイックアシスト」についての概要を説明してから接続を試みる。


【両者】タスクバーの検索ボックスに「くいっく」と入力し、「クイックアシスト」を見つけて起動する


【筆者】「他のユーザーを支援する」をクリックし、Microsoftアカウントでサインインする


【筆者】6桁のセキュリティコードが表示されるので、10分以内に実家に数字を伝える
【実家】伝えられた6桁の数字を入力して「画面の共有」をクリックする


【筆者】共有オプションが表示されるので、「完全に制御する」を選択して「続行」をクリック
【実家】説明を読み、信頼できる人であれば「許可」をクリックする

これで接続は、あっけなく完了だ。
実際に筆者と実家のパソコンは、驚くほどスムーズに、何のトラブルもなくすぐにつながった。これには、ちょっと驚いた。

あと検索ボックスに文字を入力するのが難しい場合は、[スタート−Windowsアクセサリ−クイックアシスト]とメニューをたどって起動してもよい。

また注意してほしいのは、「完全に制御する」で接続した場合は、
支援者は何でもできてしまうことになるので、サポートしてもらう相手は、家族や信頼できる親しい友人など、厳密に絞ってほしい。

■実家のパソコンを遠隔操作する
筆者と実家のパソコンが接続できたら、ここからは筆者の出番だ。

クイックアシストを接続した状態では、筆者のパソコン画面の中には、実家のパソコン画面がマウスポインターも含めて表示されており、実家のパソコンを自由に操作できるようになっている。


【筆者】クイックアシストを接続した状態。タスクバーが2つあるので、パソコン画面の中にもう一つの画面が表示されていることがわかるだろう


【実家】実家のパソコンには、画面の上部にこのような画面が表示される

筆者は、画面上部に表示されたクイックアシストの機能を使ってチャットのようにテキストを送ったり、実家のパソコン画面にペン機能で書き込んだりできる。
一方、実家のパソコンでできることは、テキストを送ることと、クイックアシストの機能を一時停止することのみだ。


【筆者】ペン機能でアイコンに丸を付けるなどしてアドバイスすることも可能

クイックアシストには、テキスト送信やペン機能などが用意されていたが、今回の筆者は一切利用しなかった。
コロナ禍で1年半もメンテナンスできていない状況だったため、悠長に実家の親とクイックアシストの機能を使ってコミュニケーションをとりながら作業するといった余裕がなかったのだ。

とりあえず今回は、完全に筆者に任せてもらい、リモート操作でウイルス対策ソフトの有効化やWindows Updateのチェックなど、たまっていたチェック項目の確認とメンテナンスを実施したのだ。

クイックアシストは、2度ほど利用した。
2回目になると、筆者も実家の親も手慣れてきて、親には接続が終わった後は離席してもらった。
画面前で鎮座して待たれると、筆者も多少焦るので、パソコンの前に誰も座っていない状態で600km離れた場所から実家のパソコンを操作した。

終了する際のみ、クイックアシストの「終了」アイコンを使った。
実家のパソコンには「画面の共有が終了しました」という画面が表示されるので、「×」で閉じればよい。


【筆者】クイックアシストの「終了」をクリック


【実家】この画面になったら、「×」で終了すればよい

「クイックアシスト」は、Windows 10同士なら、誰でも利用ができる。
しかも、かなり簡単なのが良い。
サポートされる側は、数回のクリックと6桁の数字を入力するだけでよいからだ。

コロナ禍で帰省できていない親(実家)のパソコンをメンテナンスしてあげる。
いまのコロナ生活でも親孝行ができる、よい方法ではないだろうか?
是非、試してみてはいかがだろうか。
執筆 内藤由美



提供(C)ライブドアニュース

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