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令和版「宇宙刑事ギャバン」来春放送決定 東映が新メタルヒーローシリーズを制作

来年春にテレビ朝日系で放送終了が予定されている「スーパー戦隊シリーズ」(日曜午前9時半)の放送枠において、新たに東映が制作する特撮ヒーローアクションドラマがスタートすることが、9日に関係者の話で明らかになった。新シリーズは「令和版・宇宙刑事ギャバン」として制作が進められているという。

制作関係者によると、すでに主要キャストのオーディションは終了し、主演俳優も決定している。また、主題歌の選考に関するコンペも近く実施される見通しだ。

メタルヒーローシリーズは1982年に放送が始まった「宇宙刑事ギャバン」を皮切りに、「シャリバン」「シャイダー」などの宇宙刑事シリーズや、レスキューポリスシリーズ、ビーファイターシリーズなど、多くの人気作品を生み出してきた。1999年の放送終了まで、長年にわたり子どもたちを魅了してきた同シリーズが、令和の時代に原点回帰する形で復活することになる。

テレビ朝日の広報部は「番組編成に関してはお答えしておりません」とコメントしている。

一方で、「スーパー戦隊シリーズ」自体はテレビ放送以外の形で継続する可能性もあるとみられる。1975年に始まった「秘密戦隊ゴレンジャー」から、現在放送中の「ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー」まで約50年続く長寿シリーズの歴史は、今後も新たな形で受け継がれていきそうだ。

◆宇宙刑事ギャバン
1982年から1983年にかけて放送された東映制作の特撮ドラマ。宇宙犯罪組織「マクー」から地球を守るため、銀河連邦警察に所属する一条寺烈(演・大葉健二)が「蒸着」の掛け声でコンバットスーツを装着し、悪に立ち向かう物語。2012年には劇場版『宇宙刑事ギャバン THE MOVIE』も公開されている。

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