銀座三丁目にある、査定額4.5億円の伝説的ルビーの靴、『オズの魔法使い』のアイテム
ハリウッド映画史に燦然と輝く伝説の品が、ついに日本に姿を現す。1939年公開の名作映画『オズの魔法使』で使用された「ルビーの靴」の所有者マイケル・ショー氏が23日、東京都内で開催された『ヘリテージ・オークションズ戦略発表会』に出席。
現在の査定額4.5億円という貴重な品を、今年12月にオークションに出品することを発表した。また、出品に先立ち、10月28日から銀座三越での一般公開も告知した。
「ルビーの靴」は世界でわずか4足のみが現存している。ショー氏所有の1足のほか、スミソニアン国立アメリカ歴史博物館、アカデミー映画博物館に1足ずつ展示され、残る1足は歌手のレディ・ガガ氏が所有している。
元子役俳優のショー氏は1970年代のオークションで「ルビーの靴」を入手。「私はオズの大ファンでした。『オズの関連品が出品される』との誘いを受け、幸運にも、このルビーの靴とドロシーのドレスと出会えたのです」と当時を振り返る。
しかし2005年8月、ジュディ・ガーランド博物館から靴は盗難被害に遭う。FBIが捜査を行い、100万ドルの懸賞金が設定されたものの、発見までに13年を要した。今年2月、ついにショー氏の元に返還された。
「13年の時を経て、FBIの方々が見つけてくださいました。手元に戻ると聞いた時は本当に嬉しかった」と語るショー氏。その後、「次の方へ引き継ぐのが最善だろう」との結論に至り、新たな所有者を募ることを決意したという。
米国最大級の競売会社「ヘリテージ・オークションズ」が今回のオークションを主催し、同社は今年4月に東京オフィスを開設。日本でのビジネス展開強化の一環として、この伝説的アイテムの展示を企画した。
◆展示会概要
名称:ヘリテージ・オークションズ「ルビーの靴」展
日程:2024年10月28日(月)〜11月3日(日)
会場:銀座三越・本館1階
開場時間:10:00〜20:00
料金:無料
展示物:映画『オズの魔法使』(1939)の小道具「ルビーの靴」と「魔女の帽子」
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