
普通に食べて、普通に帰れない…『脳汁横丁』が贈る「過剰な愛と混沌」

「脳汁」とは、ドーパミンをはじめ、達成感や興奮時に分泌される脳内物質の総称である。同フェスを手掛けるのはマルハン東日本カンパニーで、今回がシリーズ第4弾となる。昨年5月に東京・新宿歌舞伎町でのフードフェス「偏愛横丁」を皮切りに、「脳汁銭湯」「脳汁スタンド」と、コンセプトを進化させながら展開。今回は最大規模にスケールアップし、味覚・視覚・嗅覚・触覚・聴覚の五感すべてを刺激する新感覚のフードフェスを作り上げた。
イベントの責任者を務めるマルハン東日本カンパニーの仲奈稚(なか・なち)氏は、企画の背景について次のように語った。
「私たちは2021年から企画をスタートし、実際に形にできたのは昨年5月、“好き”の最上級である“偏愛”にフォーカスして、『偏愛横丁』を新宿歌舞伎町で開催しました。そこから第2弾では方向性を変え、好きを楽しむだけでなく、感情を解放して没入することを意識しました。そして『幸せホルモンとは何か』と問い、『やっぱり脳汁だよね』という結論に至り、企画を再スタート。今回の第4弾として、夏祭り『脳汁横丁』を開催いたします」

司会者も「心の健康度を上げるのは大切ですね」と共感を示したように、同イベントは単なる食の祭典にとどまらず、現代人の心のあり方にまで踏み込んだ哲学を持つ。
仲氏は今回のテーマを「イキすぎた愛と混沌のフードフェス」であると断言する。
「自分の“好き”をとことん追求した最強のクリエイターが集結し、個性あふれるクセの強いフードを提供します。味覚や嗅覚はもちろん、視覚で楽しむ要素や、音を楽しむ聴覚など、五感を震わせながら楽しめる仕掛けを多数ご用意しています」
その言葉通り、会場は混沌と愛に満ちていた。サイケデリックなネオンカラーが飛び交う空間には、人間の脳をモチーフにした巨大バルーン「脳汁やぐら」(高さ約5.5メートル)がそびえ立ち、会場全体は光と音がシンクロする「フィーバータイム」で異次元空間へと変貌。来場者の没入体験を一層加速させていた。

屋台エリアでは「イキすぎた愛」を持つクリエイターたちによる個性的なメニューがずらりと並ぶ。2,000日連続で牛丼チェーンに通ったマナリス氏の「レインボーチーズ牛丼」、さかな芸人ハットリ氏が自ら釣った外来種(アメリカザリガニ、アメリカナマズ)を使った「外来食堂」、SNSで話題のメンチニキ氏がメンチを切りながら揚げる「メンチカツ」、フードファイターMAX鈴木氏プロデュースによる背脂5倍盛りも可能な「玉座うどん」など、常識を覆すメニューが来場者を迎える。

さらに、会場奥に設置された「提灯マッピングステージ」では、個性豊かなDJによるライブも展開される。7月6日18時50分からはTRFリーダー・DJ KOO、同日18時からはBON JOVIの「Livin’ On A Prayer」に合わせて盆踊りを踊る「盆ジョヴィ動画」で話題のDJ Celly、14時50分からは観客に積極的に絡むDJスタイルで知られる掟ポルシェ、7月5日15時50分からは元祖DJ盆踊りの立役者・珍盤亭娯楽師匠(DJ waterdamage)が登場し、聴覚からも脳汁を刺激するプログラムが用意されている。

仲氏はフェスのゴールについて次のように締めくくった。
「これらの体験を通じて、皆様の脳がざわめき、心が解放される瞬間を感じていただきたい。そして思わず『やばいな、これ楽しいな』と声が漏れてしまうようなフェスを目指しています」
日頃のストレスや抑圧から解放され、本能のままに楽しむ。そんな忘れかけていた感覚を呼び覚ます「脳汁横丁」は、秋葉原を舞台に、刺激的な体験を提供してくれる。





















『脳汁横丁』開催概要
タイトル: 脳汁横丁(のうじるよこちょう)
開催日程: 2025年7月4日(金)- 7月6日(日)
営業時間: 11:00 – 20:00
開催場所: ベルサール秋葉原 1F HALL+EVENT SPACE
(〒101-0021 東京都千代田区外神田3丁目12-8 住友不動産秋葉原ビル1F)
アクセス:
「秋葉原駅」電気街北口徒歩3分(JR線)
「秋葉原駅」A3出口徒歩5分(つくばエクスプレス)
「秋葉原駅」2番出口徒歩6分(日比谷線)
「末広町駅」1又は3番出口徒歩4分(銀座線)
入場料: 無料(フード、ドリンク、オリジナルグッズは購入が必要)
■関連リンク
『脳汁横丁』…公式WEBサイト
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