染谷有香、ASMR映画『SOUND of LOVE』の主演で『本能が…試写会で
俳優の染谷有香と樫尾篤紀がダブル主演を務める映画『SOUND of LOVE』の完成披露試写会が12日、都内で開催され、共演の希代彩や脚本・監督の吉川鮎太氏が登壇した。
映画『SOUND of LOVE』は、ASMRという音に魅了された男女の物語。ASMRとは、視覚や聴覚に働きかけて脳に快感をもたらす現象で、近年、多くの人々がその快感や癒しを求めている。
本作では、清掃員の守屋(樫尾篤紀)が、顔を隠してASMRを配信する女性・明葉(染谷有香)の動画に夢中になり、ある日、彼女が自分の清掃する公衆トイレで音を配信していることに気づく。音を通じて偶然つながった二人が、顔も知らぬまま惹かれ合い、運命に導かれていく様子が描かれる。
染谷は自己紹介の際、「実は私、エッチな本…小説とかそういうものが好きで…どちらかというと…引き込まれやすいタイプなんです」と、照れた様子で告白し、会場の雰囲気を和ませた。
台本を受け取りストーリーを読み進める中で、「なんか、その時に似たような感情になったんです」と語り、当時の心境を明かした。「台本を読んでいくと、どんどん引き込まれていきました。性的な直接描写だったり、セクシーなところは描かれていないのですが、本能がうずいて、どんどんページをめくりたくなるような感じもあって、あっという間に読んでしまったのを覚えてます」と、作品との出会いを振り返った。
撮影を終えた現在、「私は、性愛だったり、快楽に乗せて、人をとことん思うことが出来るんだなって、この映画を通して考えたり、学ぶことが出来ました。この部分が最近、タブー視されることも増えているかもしれません。ですが、私は胸を張って言いたいです。この映画をたくさんの方に観ていただけたら嬉しいなと思っています」と、強い思いを語った。
吉川監督は「今日は、2チャンネル(ステレオサウンド)の劇場で皆さんに観ていただきましたが、9月27日から公開される池袋シネマ・ロサでは、5.1チャンネル(サラウンドサウンド)が楽しめます。6つのスピーカーから音がグルグル回るような感覚で、いろんな音が追加されます。ぜひ映画館で楽しんでもらえると嬉しいです」と語りました。
▲ 映画『SOUND of LOVE』特報2
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