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まちのコインって何? 身近な街とちょっとおトクな体験でつながる -ライブドア

まちのコインって何? 身近な街とちょっとおトクな体験でつながる


宿泊代金の市民割や地域限定のクーポン券など、地域経済に貢献する取り組みが広まっている。

そのような地域貢献につながる取り組みのひとつに「まちのコイン」がある。

「地域通貨」という言葉を聞いたことがある人もいるだろう。

地域通貨とは、特定の地域のみで流通するものだ。
法定通貨である現金への換金はできないが、流通する地域でモノを購入したり、サービスを受けたりすることができる地域限定の通貨だ。

地域通貨を利用する中で、地域とのつながりを感じることができるのが魅力だ。

今回紹介する「まちのコイン」は、お金では買えない、地域のお店や人とのつながりを気軽に体験できる。

●地域と「体験」でつながるコミュニティ通貨
「まちのコイン」は、株式会社カヤックによって運営されているコミュニティ通貨(地域通貨)だ。

スマートフォンにアプリをインストールして登録すると、誰でも利用でき、手軽に始められる。

「まちのコイン」は、
・人やまちとつながりが生まれる体験
・だれかの役に立つ体験
この2つを体験の軸としている。

つまり、通常の法定通貨でモノを購入する「買い物」のための通貨ではなく、「体験」のためのコミュニティ通貨なのだ。

2つの体験に加えて、ちょっとおトク感のある体験として、おまけをもらえたり、裏メニューを注文できたりといった、「まちのコイン」ならではの特徴もある。

さらに、ゲームのように楽しめる要素があるのも面白い。
・ボーナスコイン:レベルアップやミッション達成時にもらえる。
・ラッキーコイン:まちごとにいくつか存在する。拾ったら、期限内に使用しなければならない。

地域クーポン券や他の地域通貨とは異なる、楽しく使える要素が「まちのコイン」の魅力だ。

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●導入地域はどこ? 訪れて利用できる
では「まちのコイン」はどの地域で使用できるのか?

執筆時点では、22の地域で導入されている。
導入エリアは、Webサイト(https://coin.machino.co/)で確認できる。

○導入エリア
・関東地方
東京都 5か所(渋谷区、シモキタ、秋葉原、池袋、大塚)
神奈川県 5か所(小田原、厚木、鎌倉、日吉、たまプラーザ)
・中部地方
新潟県 1か所(燕三条)
長野県 1か所(上田)
・近畿地方
滋賀県 1か所(滋賀県)
京都府 1か所(丹後)
大阪府 1か所(八尾)
・中国地方
鳥取県 1か所(智頭)
岡山県 1か所(新庄村)
・四国地方
香川県 1か所(多度津)
高知県 1か所(高知市)
・九州・沖縄地方
福岡県 2か所(田川市、八女)
沖縄県 1か所(石垣島)

現在は、東京都、神奈川県を中心に広まっている。
県全体で導入していたり、主要都市だけではない地域にも導入されていたりと導入の範囲もさまざまだ。今後、身近な地域に「まちのコイン」が導入されることもあるだろう。


●「まちのコイン」をためる・使うには
「まちのコイン」を利用するために、スマートフォンにアプリをインストールし、登録を行おう。

1. App StoreまたはGoogle Playからアプリをダウンロードする。


2.アプリを開いたら、初期登録を行う。ここでは、「メールアドレスで登録」を行う。


3.[メールアドレスで登録]をタップしたら、入力画面が表示されるので、登録するメールアドレス、パスワードを入力して「登録」をタップする。


4.入力したメールアドレスに本登録のURLが送信されるので、記載されたURLをタップし、本登録を完了させる。


5.最初の設定で、利用するコイン(地域)を選択する。スマートフォンの位置情報をオンにすると、利用するコイン(地域)が自動で選択される。地域名の横にある[>]をタップすると、地域の変更が可能だ。



6.最後にプロフィールを登録する。アイコンとニックネームを決めて[はじめる!]をタップしたら、登録は完了。


7.ホーム画面にはコインの残高が表示される。[読み取る]をタップして体験の二次元コードを読み込んだり、[体験]をタップして体験内容を探したりすることができる。


地域とのつながりや地域貢献に興味はあっても、何から始めればよいか分からない人もいるのではないだろうか。

「まちのコイン」は、利用する中で自然とコミュニケーションが生まれる体験が企画されている。
さらにアプリで手軽に始められるので、「まちのコイン」から地域との輪を広げてみるのもよいだろう。

執筆 いとう なぎ





提供(C)ライブドアニュース

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