海外観光客に日本食を楽しんでもらうYouTube番組『モモカの日本食紀行』
来日した海外観光客たちが高い関心を示す「日本食」をご馳走するYouTube番組の主催者・Momoka (ももか)さんが、同番組をマンガ化した書籍『Momoka Japan 外国人が日本食を食べて感動が止まらない』の記者会見に出席した。
京都府出身で、現在は東京を中心に活動中のMomokaさんは、チャンネル登録者81万人を超えるYouTube番組『Momoka Japan』の主催者。カナダで初めて日本のお菓子に関するリアクション動画を撮影し、 大学在学中にYouTuberとしてデビュー。それから6年以上、YouTubeの活動を中心にしていて、来日した海外観光客たちに声をかけ、初めて日本食を食べたときのリアクションをまとめた動画制作を続けている。
チャンネル内での番組においては、今から1年前のこと、オーストラリア人カップルに「うな重」をご馳走した動画が、現在764万回と最高の視聴回数を記録。外国人の方々が「うなぎ」や「刺身」に驚いたり喜んだりする様子が「日本の文化を全力で楽しんでくれて嬉しい!」であったり「日本の良さにあらためて気づかされる」などといったコメントが寄せられるなど、登録者の期待に応えてもいる。
会見では、Momokaさんが「外国人の方とのやり取りがスムーズ。どこで、どんな風に身につけたのか?」という質問も飛んで「英語の勉強は、日本でしました。独学です。基礎的な文法を、一から勉強しました。ひたすら単語を暗記するという机に向かう勉強法でした」と明かす。
さらに「リスニング、スピーキングは?」とたずねると「自分の発音とかアクセントとかには、まだ問題があるんですけれど、普通に会話が出来ているので、成長は出来ているんじゃないかと思います」と語った。
会見が進んだところでは、語学力のほかに、Momokaさんの強みであろう、交渉力が際立っていると分かる回答があった。
コロナの影響が少なくなって、一気に増加している海外観光客の皆さん。記者の一人が「私たちもよく、街角インタビューをすることがあって、海外の方にも声を掛けるんですが、メチャクチャ苦労するんです。Momokaさんは、1日に何組の方に声をかけるんですか?」と投げかけた。
Momokaさんはそこで「1組、2組ですね」と、あっけらかんと回答。「えっ、それだけの数なんですか…意外です」と記者を驚かせる成功率を示しつつ「「30分の時間をかけてダメだと思ったら、もうお家に帰ろうと思います」と声掛けには苦労していない様子、さっさと諦める日もあると想像させた。
今回、マンガ化のオファーをかけたのは講談社。約2週間前の12月12月に販売開始したところ、関係スタッフは、オンライン販売よりも「思いがけず書店さんからの注文が多い。発売3日で重版をかけることを決めました」と予想を上回る売れ行きが示されていた。
出来上がった本について、コメントしてもらうと「マンガになったページでは、動画を忠実に再現して頂いているんですけれど、 マンガでしか見れない表情の数々、そして、 感情の表し方とかが凄く魅力的だと思います。そこに注目して欲しいです。あと、動画を見て下さる方々は、割と、40代や50代の方が多いので、ぜひ子供たちにももっと知ってもらって、日本の良さとかを再認識して欲しいなと思います」と願っていた。
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