130億円を売り上げたノウハウを無償で公開! 三崎優太氏が作る青汁学院大学D2C学部とは -ライブドア
青汁学院大学D2C学部は三崎優太氏が培ってきたDirect to Consumer(D2C:消費者直接取引)のノウハウを学ぶことができるオンラインスクール。
有料のビジネススクールが多いなか、入学金が無料、授業料も無料。さらに就職保証もあることから、注目を集めている。
開校に至る経緯から、授業の内容まで、気になることを青汁学院大学D2C学部学長 三崎優太氏に聞いた。
■お金を稼げる人を育てたい
青汁学院大学D2C学部学長 三崎優太氏は1989年生まれの32歳。
北海道生まれの実業家。
高校を2度退学になった後、パソコン1台で起業し、18歳で株式会社メディアハーツ(現:ファビウス株式会社)を設立した。
2017年に「すっきりフルーツ青汁」が累計1億3000万個の大ヒット商品となる。
年商130億円の売上を達成したことから、「青汁王子」としてテレビやYouTubeなど、メディアへの露出も多い。
青汁学院大学D2C学部を開校する経緯について聞いた。
三崎優太氏
「僕は起業家として、日本社会のために何かしたいという想いがありました。Twitterでキャンペーンをしたり、公益財団法人に寄付をしたり、いろいろな過程がありました。お金を寄付したり配ったりするだけでなく、もっと違うアプローチもあるのではないかと考え始めました。その結果、お金そのものを配るのではなく、お金を稼ぐ方法を教えたほうがよいとの結論に至りました。」
三崎優太氏によれば、ただお金を配ることは根本的な解決にならないと考えたという。
新型コロナウイルス感染症により、若年層のなかには受験をしたくてもできない人も多くいることを知った。
三崎優太氏
「受験生だけでなく、飲食店、新型コロナウイルス感染症の影響により経済的に厳しくなった人の根本的な役に立ちたいと思い、スタッフと話し合っているうちに、大学を作ろうという話になったんです。」
青汁学院大学D2C学部の構想ができたのは、昨年の秋ぐらいとのこと。
昨年はさまざまなキャンペーンを実施してきたが、そのなかで三崎優太氏ひとりの力では根本的には解決できないとの考えが芽生え、お金を稼げる人を育てる必要性を考えた。
青汁学院大学D2C学部について語る、三崎優太氏
■入学金、授業料をとることはカッコ悪い
青汁学院大学D2C学部は、入学金を含め授業料は無料。
他社のビジネススクールのように有料にしなかった理由は、どこにあるのだろうか?
三崎優太氏
「僕はお金をとることは、物凄くカッコ悪いことだと思っています。やはり経営者は、自分の経営を通じて稼ぐべきだと思っているので、ここは完全無料ということです。受講者から1円もいただくことはないですし、何かしらセールスをするつもりもなくて、本当に純粋な気持ちで授業を提供するものです。
そもそも経営やノウハウをお金をもらって教えることに価値があまりないと思っています。それは本当の意味でノウハウを教えるのではなく、その人たちがお金を稼ぎたいから教えていると思ってしまうんです。知識は皆に分け与えるのが、真の経営者だと思っています。」
多くのビジネススクールは、有料でノウハウや情報を提供している。
一方、青汁学院大学D2C学部は、スクールでお金を稼ぐことを目的としていない。
経営者は自分の会社経営でお金を稼ぐべきとの考えから、スクールでは経営スキルを受講生に身に着けてもらうことが目的のため無料としているという。
さらにほかのビジネススクールとの違いが、三崎優太氏の叩き上げで会社をおこした実践的なノウハウを教えられる点だ。
受講生を10名に絞ったことについても聞いてみた。
三崎優太氏
「本当はもう少し間口を広げたいと思ったんですけど、コロナという状況もあり、なかなか広げることが難しい状況になってしまいました。いろいろな社会情勢を見つつ、間口を広げたいと考えています。」
三崎優太氏は、できれば対面で授業をしたいと考えているそう。
しかし新型コロナウイルス感染症のため、オンライン配信か、対面授業になるかは状況次第とのこと。そのため今回は少ない人数で試験的に実施するという。
試験的に少人数ではじめるが、今後は間口を広げていきたいという
■本当に良いものを作って社会に貢献したい
青汁学院大学D2C学部は受講生を募集中であり、取材時には1次試験が始まっていた。
・1次試験:2021年1月30日(土)10時〜2021年2月19日(金)20時
・2次試験:2021年2月20日(土)10時〜2021年2月25日(木)20時
いずれも大学ホームページからのオンライン受験で、合否の結果はメールで伝えられる。
受講生の反響や、応募者について聞いてみた。
三崎優太氏
「大きな反響があります。現在1800名ぐらいの応募をいただいております。純粋にD2Cに興味がある方とか、僕の実績に関心をいただいて、そのノウハウを知りたいという方が多いですね。」
応募者は20代から30代手前の若者層が多く、職業は学生、テレビ局員、ビジネススクールの講師、有名企業の経営者など、さまざまな業種の人がいる。
授業内容としては、学長の三崎優太氏が講師となり、D2Cビジネスの企画から立ち上げ、運営までの一連の流れを学ぶプログラム構成となる。
学習カテゴリーは、
・市場リサーチ
・コンセプト策定
・チーム組成
・プロダクト企画・開発
・コミュニケーション設計
・ECソリューション実装
・オペレーション
・コストマネジメント
・地方D2Cビジネスにおける成功ケーススタディ
・ビジネス立案
これらを予定している。
さらにゲスト講師も登場するとのこと。
三崎優太氏
「ゲスト講師は上場企業の社長さんや、D2Cに知見のある方を今、お声がけをしています。」
ビジネスで実績のある人が講師になり、教鞭をとってくれる。
青汁学院大学D2C学部であるからこそ、受講できる授業となりそうだ。
ホームページには、卒業後、就職先を支援するとの記載がある。
「就職先の支援については、授業を最後まで受けてくれれば、間違いなく即戦力となる知識を提供できると考えています。もちろん、いろいろな関係の方がいると思うので、就職先に困っている方がいれば、そこは僕のほうで責任を持って就職先のご紹介や、今までの人脈を活かして最後まで責任を持ってサポートをしていこうと思っています。」
就職ではなく、起業については、どう考えているのだろうか。
三崎優太氏
「もちろん場合によっては、僕が出資をするとか、一緒に事業をやっていくことも、ありと考えています。ただ大学の趣旨としては、僕の知識をいろいろな方に配りたいということが主なので、タイミングや展開によっては、そういう話が起こり得るかもしれないんですけども、基本的には知識を与えて、そこからは独り立ちというか、自分の人生を歩んでもらおうと考えています。」
自ら経験したビジネスのノウハウを余すことなく授業で披露するという
青汁学院大学D2C学部は、今回だけでなく、今後も続けていく予定とのこと。
最後に受験生へのメッセージをもらった。
三崎優太氏
「挑戦している人を応援していて、僕自信も現在、いろいろなことに挑戦しています。コロナのこともあり、暗い社会になりつつあると思います。これを機にいろいろなことに挑戦して欲しいです。
この青汁学院大学D2C学部は僕の挑戦でもありますし、応募してくれる方、それぞれの挑戦でもあります。
皆さんの熱い想いを決して無駄にしないように本当に良いものを作って社会に貢献したいと思っています。ぜひ、たくさんの皆様のご応募をお待ちしております。」
<青汁学院大学D2C学部>
○受験要項
入学試験方法:オンライン受験(大学HPより受験)
実施学部:D2C学部
合否判定方法:論文評価点による判定
入学&検定料:0円
募集定員:10名
○出願資格
・本人証明ができれば年齢、職業、関係なく受験可能
・入学後、1カ月のオンラインプログラムを受講可能な方(全5回)
・YouTubeやメディア出演が可能な方
○開校予定日
2021年3月6日(土)18時〜
・青汁学院大学 D2C学部
ITライフハック 関口哲司
提供(C)ライブドアニュース