ゴーグルで操作できる高性能ドローン「DJI FPV」 驚きの高速飛行と迫力映像 -ライブドア
ドローンの進化は日進月歩、今では法人向けに限らず、一般向けでも高性能で安価なドローンが普及しています。
ドローンと一口に言っても、法人向けから個人向け、さらにトイドローンまで用途により様々な種類があります。
中でもレース向けの小型ドローンは、ゴーグルを使ったFPV(ファースト・パーソンビュー)という一人称視点で操縦するスタイルに進化しています。
DJI JAPANからもゴーグルによる操作が可能な高性能なドローン「DJI FPV」がリリースされました。レース用ドローンのような飛行性能を実現しつつ、高解像度の映像撮影機能や伝送技術まで搭載されています。
「DJI FPV」は、4K動画(60fps)の撮影が可能でありながら、最大速度140km/h(Mモード)、最大加速度は2秒で0km/hから100km/hに到達できるほどの高速な飛行を実現しています。
飛行モードは、3つのモード(Mモード、Sモード、Nモード)を搭載。
Nモードは、従来のDJIのドローンのような操作が可能となっています。
Mモードは、ドローン飛行に熟練したユーザーが自由に飛行できるモードで、飛行には訓練が必要となります。
なお機体重量は約795gとなるため、ドローン飛行に伴う各種法律(航空法など)が適用されます。さらにゴーグルで飛行するためには、目視外飛行の申請(航空局からの飛行の許可・承認)も必要となります。
DJI JAPANより「DJI FPV」のデモ機をお借りしましたので、紹介します。
なお、飛行はゴーグルを使用せず、目視飛行をドローン飛行は許可されているエリアにて行いました。
DJI FPV
ゴーグル
送信機
ゴーグルを付けずに目視でテスト飛行の様子
実際に飛行させると、Nモード、Sモードは、従来のDJIドローンのように安定した飛行をしますが、飛行速度が速く、操作対する反応も非常に敏感なので慎重な操作が必要です。
Mモードに関しては、初心者ではホバリングさせることも困難なため、今回は試していません。
ゴーグルを付けずに目視でテスト飛行の様子
https://www.youtube.com/watch?v=wgmvKoTYFBk
「DJI FPV」は、従来のDJIのドローンとは全く違った魅力を持っています。
高速飛行ができるため、ドローンの操作には熟練した技術が必要となります。
またゴーグル着用で飛行させるためには、追加の申請も必要になります。
それでも高速飛行という新しいドローン映像を撮影したいユーザーにとっては上に魅力的な製品といえるでしょう。
執筆 伊藤浩一
提供(C)ライブドアニュース