社会

売り切れ続出も! 1億800万画素カメラだけではないシャオミRedmi Note 10 Proの隠れた魅力とは -ライブドア


売り切れ続出も! 1億800万画素カメラだけではないシャオミRedmi Note 10 Proの隠れた魅力とは

写真拡大 (全11枚)


シャオミ「Redmi Note 10 Pro(レッドミー ノート テン プロ)」が、売り切れ続出するほど好調だ。

Redmi Note 10 Proは、約1億800万画素カメラを含む4眼カメラを搭載しながら低価格を実現した高コスパが特徴のSIMフリースマートフォンだ。

シャオミのRedmiシリーズは、エントリーモデルとして世界市場でも人気が高い。
世界各国でも人気がある最大の要因が、エントリーモデルながら、ミドルクラスもしくは部分的にはハイエンドモデルにも近い性能を実現していることだ。

Redmiシリーズは、性能面からみると信じられないほどの低価格で購入できるため、
消費者にとって「超高コスパなスマホ」というインパクトがあるのだ。

Redmi Note 10 Proも例外ではない。
約1億800万画素という超超高画素カメラをメインに、超広角カメラ、さらには望遠接写カメラというスーパーマクロ撮影に対応したカメラまで搭載している。
搭載するカメラの仕様だけをみても10万円クラスのハイスペックモデルといわれても不思議ではない。

それなのに、なんと34,800円(発売時の市場想定価格)と激安なのだ。
さらに、仮想移動体通信事業者(MVNO)によっては、契約とのセット販売で1万円台の場合もあり、もはや購入しなければ損とさえ思えるほど。
あまりのオトク度からか、一時的な売り切れ状態も続出しているようだ。

今回は、そんなRedmi Note 10 Proについて、基本性能や1億800万画素カメラだけではないカメラ機能などをみていく。

■基本性能や同梱品をチェック
まずは、Redmi Note 10 Proの主な性能とパッケージに付属する同梱品を紹介する。

・本体サイズ:約164mm(高さ)× 約76.5mm(幅)×約8.1mm(厚み)
・重さ:約193g
・ディスプレイ:約6.67インチ FHD+(2400×1080)有機EL
・チップセット:Qualcomm Snapdragon 732G(最大2.4GHz駆動オクタコアCPU)
・GPU:Qualcomm Adreno 618
・内蔵メモリー(RAM):6GB
・内蔵ストレージ(ROM):128GB
・リアカメラ:約1億800万画素(広角)、約800万画素(超広角)、約500万画素(望遠接写)、約200万画素(深度センサー)
・フロントカメラ:約1600万画素
・生体認証:指紋認証、顔認証
・カードスロット:トリプルスロット(nanoSIM×2、最大512GBまでのmicroSD×1)
・オーディオ:デュアルスピーカー、3.5mmイヤホンジャック、ハイレゾオーディオ認証、ハイレゾオーディオワイヤレス
・内蔵バッテリー:5020mAh(33W急速充電 対応)
・NFC:対応
・OS:Android 11ベースの独自UI「MIUI 12」

シャオミのRedmiシリーズが日本市場に投入されたのは2020年6月発売のSIMフリースマートフォン「Redmi Note 9S」からだ。ミドルクラスの性能ながら発売当初から2万円台で販売され、昨年発売のSIMフリースマートフォンとしては大きな人気を得た。

そして、今年の2月には
・SIMフリースマートフォン「Redmi 9T(レッドミー ナインティー)」
・ソフトバンク向けの5G対応スマートフォン「Redmi Note 9T(レッドミー ノート ナインティー)」
これら2機種を発売。いずれもミドルクラスの機能やトレンド機能などを備えつつも、先代のRedmi Note 9Sよりも低価格を実現し、Redmi 9Tは実売1万円台、Redmi Note 9Tも条件によるが1万円台〜2万円前半で購入できてしまうほどの超コスパスマホだ。

全体的な性能のバランスはRedmi Note 9Sが継続して高かったが、Redmi Note 10 Proの発売によって、いよいよRedmi Note 9Sの役割が終えようとしている。

国内市場においては、Redmi Note 9Sの正統後継機といえる製品は導入されないと見られており、Redmi Note 10 Proがその役割を果たす形だ。

Redmi Note 10 Proは単に1億800万画素カメラが搭載されているだけでなく、様々な面でRedmi Note 9Sをブラッシュアップされている。
ただし、国内では需要が高いとされている
・防水および防塵性能
・ワンセグおよびフルセグ
・おサイフケータイ
これらに加え
・ワイヤレス充電
・5G通信
こうした機能には対応していないので注意は必要だ。


同梱品

Redmi Note 10 Proに同梱する付属品は、
・ソフトケース(専用のクリアケース)
・USB Type-Cケーブル
・ACアダプタ
・SIM取り出しツール(SIMピン)
・ユーザーガイド
・保証書
これらが同梱する。

また、これまでのRedmiシリーズ同様、ディスプレイの保護シートも貼り付け済みのため、保護フィルムを別途購入する必要もない。スマートフォンを初めて購入する人にとっても追加で購入しなければいけないアイテムがないのはとてもありがたい仕様であり、高評価できる点だ。

■外観やカメラ機能をチェック
Redmi Note 10 Proは、サイズや重量は大きめのスマートフォンとなる。
リアカメラ部分は、せり出しており主張が強い。


背面デザイン

カラーバリエーションは、「グレイシャーブルー」「グラディエントブロンズ」「オニキスグレー」の3色。今回レビューで使用した「オニキスグレー」は、光の当たり方によって、シルバーやブラックにも見えるとても上品な色合いだ。

光沢仕様ながら指紋跡も目立ちにくいが、筆者は滑り止め防止のために付属のソフトケースを装着させて持ち歩いた。

付属のソフトケースは、側面部分は透明度が高いクリアタイプなのだが、背面部分はスモークがかっており透明度が低いため、せっかくの背面カラーのよさが損なわれる点は残念だ。そう思えるくらいには渋くて格好いい背面なので、店頭などで見る機会があればぜひ背面カラーやデザインもチェックしてほしい。


リアカメラは4つのカメラを搭載する

背面に搭載されているリアカメラの仕様は、以下の通り。
・約1億800万画素CMOS(1/1.52型、1画素0.7μm)/メイン(広角)カメラ(F1.9)
・約800万画素CMOS/超広角カメラ(F2.2、画角118°)
・約500万画素CMOS/望遠接写カメラ(F2.4)
・約200万画素CMOS/深度センサー(F2.4)

メインカメラは「9-in-1ビニングテクノロジー」によって光感度を向上している。また、メインカメラでの通常撮影は1200万画素相当となっている。
1億800万画素での撮影は、画像の保存データも巨大になるため、撮影後の保存も通常撮影よりも時間がかかるため、「108M」モードに切り替えて撮影した場合のみ1億800万画素での撮影となる。
メインカメラでの撮影が、すべて1億800万画素になるわけではないので安心してほしい。

望遠接写カメラは、マクロモードでの撮影が可能な接写用カメラなのだが、これまでのマクロカメラよりもさらに接写に強い「スーパーマクロ」モードでの撮影となる。
Redmi Note 9Sでは「マクロ」モードだったのに対し、Redmi Note 10 Proではスーパーマクロモードとなっており、より接写に強くなっている。


標準カメラアプリによる各種撮影モード

搭載している撮影モードは、以下の通り。
・写真(通常モード)
・プロ(マニュアル)
・ポートレート
・スーパーマクロ
・夜景
・108M(1億800万画素)
・パノラマ
・ドキュメント
・Vlog
・ビデオ
・ショートビデオ
・スローモーション
・タイムラプス
・デュアルビデオ
・長時間露光
・クローン

Redmi Note 10 Proでは、これまでのRedmiスマートフォンよりも多彩な撮影モードを搭載している。108Mとスーパーマクロについては触れたが、ほかにも「デュアルビデオ」「長時間露光」「クローン」が新しい撮影モードとして加わった。

■1億800万画素の実力とユニークな撮影モード
やはり1億800万画素の撮影モードがどの程度のものなのかは気になる。実際に撮影してみた風景写真でその実力をチェックしてみよう。


1億800万画素で撮影した風景写真を900×1200にリサイズ

まずは、上の写真が108Mモードで撮影したものだ。元データは幅9000ピクセル×高さ12000ピクセルで1億800万画素という計算になる。データ容量は約21.1MB。108Mモードで色々と撮影してみた結果、1枚あたりのデータ容量は10MBから25MB程度だった。

また、108Mモードでは縦横比(アスペクト比)の変更はできず、ズームも2倍までとなっている。


元画像右側のJRA付近を切り出した画像


JRAから奥の新宿マルイ アネックス前の道路を切り出した画像

108Mモードで撮影した画像を縮小せずに一部分を切り出した。
元の引き画像ではほとんど見えない遠景の道路を走行する自動車の様子までハッキリ見える。さすがに自動車のナンバープレートまでは視認できないものの、看板や標識、どこにどの程度歩行者がいるのかもハッキリとわかる。
ここまで画面の一部分の切り出しでも視認できるのはさすが1億800万画素カメラだ。

下手なデジタルズームを使うよりは、1億800万画素で撮影してトリミング(切り出し)したほうが圧倒的に視認性、実用度が高い。


「長時間露光」モードの画面(左)、「クローン」モードの画面(右)


「ネオントレイル」で撮影した夜景

1億800万画素のインパクトは強いが、実は使ってみると新しく搭載されたユニークな撮影モードが多く、それが非常に楽しいことに気がついた。

「長時間露光」モードでは、
・移動する群衆
・ネオントレイル
・油絵
・ライトペインティング
・星空
・スタートレイル
これら6種類からシーンに合わせた長時間露光撮影ができる。

ネオントレイルで撮影したのが上記の写真だが、自動車やバイク、電車などヘッドライトや車内の灯りといった明るい光源の軌道を捉えて1枚の写真にできる。

「長時間露光」モードでは、1回シャッターボタンを押して撮影をスタートし、もう1度シャッターボタンを押すまで撮影し続ける。
そのため、手ブレに注意する必要があるので、三脚やスマホスタンドなどでRedmi Note 10 Pro本体を固定して撮影するとよいだろう。

また、「クローン」モードは
・写真
・ビデオ
・フリーズフレーム
この3種類から選択して撮影する。

撮影時に人物を認識して1人の被写体を静止画もしくは動画に複数映り込ませることできる。まさにクローンだ。
特殊な撮影方法のため、撮り方に少し慣れる必要はあるが、完成するとこれまでにはない個性的な写真や動画が撮れるのでぜひ試してみてほしい。


「デュアルビデオ」モードの画面。左が上下の2分割パターン、右がメイン画面と小画面の2分割パターン

「デュアルビデオ」モードもとてもユニークな撮影モードだ。
フロントカメラとリアカメラを同時に起動して、1つの画面で2分割表示できる。
この状態で動画の撮影および静止画の撮影も可能だ。

2画面表示は
・上下の2画面
・メインと小画面の2画面
これらのパターンで切り替えができ、さらにフロントカメラとリアカメラの入れ替えも可能だ。

Redmi Note 10 Proでは、これまでのRedmiスマートフォンでも搭載されていた、「プロ」「夜景」「スローモーション」「タイムラプス」といった撮影モードも引き続き搭載されている。
また、フロントカメラ、リアカメラともに背景をボカして被写体を際立たせる「ポートレート」モードにも対応しており、背景のボカしレベルの調節やビューティー機能、フィルター機能もこれまで通り使うことができる。

なお細かいことだが本体の上部中央のフロントカメラが、Redmi Note 9Sと比べて極力ディスプレイ表示の妨げにならないように小型化されているのもよい。

カメラ機能にほかにもRedmi Note 10 Proは、ディスプレイに有機ELを採用し、120Hzの高いリフレッシュレートおよび240Hzのタッチサンプリングレートを実現しており、ゲームプレイ性能も高く、ゲーム好きな人との相性もよい。

また、5020mAhの大容量バッテリーを搭載、デュアルスピーカー搭載、ハイレゾ対応など、前述のようにRedmi Note 9Sから様々な部分で性能が向上している。

今回紹介したのはほんの一部の機能にすぎない。1億800万画素カメラに注目されがちだが、それ以外にもたくさんの魅力があるので、実際に試してみてほしい。

Redmi Note 10 Pro | Xiaomi Japan

執筆:S-MAX編集部 2106bpm



提供(C)ライブドアニュース

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です