人工衛星やロケット素材の展示など、4つの体験学習コースで認定証が完成!「ネスカフェ×JAXA×宇宙兄弟 夏休み宇宙・地球ラボ」を開催


ネスレ日本株式会社(以下ネスレ)は、国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(以下JAXA)と共同で、宇宙から見た地球環境について学べるイベント「ネスカフェ×JAXA×宇宙兄弟 夏休み宇宙・地球ラボ」をネスカフェ 原宿で開催中だ。期間は、2022年8月31日まで。

本イベントは、2020年4月からJAXAと共同で推進している、親子で楽しく地球環境について学ぶためのエコプロジェクト「#NescafeOurPlanet」の一環として開催された。開催に先立ち、7月19日にメディア向け内覧会が開催されたので、その様子をレポートする。

■私たちの便利で安全な暮らしを支えているJAXAの地球観測衛星
会場となるネスカフェ 原宿は、ネスレのネスカフェの直営店であり、JR原宿駅竹下口より徒歩2分という好立地にある。”五感”で楽しむ「体験型カフェ」をコンセプトとしており、自分の好みのスタイルでカフェを楽しめるようにデザインされている。

ネスカフェ原宿の外観
イベント期間中の店内の様子

内覧会では、まず、JAXAの第一宇宙技術部門の相澤映介氏が、今回のイベントの主旨について説明した。

宇宙航空研究開発機構 第一宇宙技術部門 相澤映介氏

JAXAとネスレは、2020年4月からJAXAとネスレによる、親子で楽しく地球環境について学ぶための共同エコプロジェクト「#NescfeOurPlanet」を開始し、人気漫画「宇宙兄弟」とのコラボも行っている。JAXAは、地球観測衛星によって地球をくまなく観測しており、地球温暖化を始めとする気候変動を可視化することで、環境問題の解決に向けた取り組みに貢献することを目指している。「青い地球を守りたい」「未来の世代のために資源を大切にする」という取り組みを進めているネスレとの共通の思いから、環境問題を自分ごととして捉えて欲しいという願いから、行っている活動である。

地球観測衛星は、気候変動メカニズムの解明、環境問題への課題解決のために、観測データはさまざまな分野で使われており、私たちの暮らしをより便利にする、暮らしの安全を守るために役立てられている。今回のイベントでは、こうした地球観測衛星を中心とするJAXAの活動について、親子で楽しく学んでいただいて、身近に感じていただければという想いから、各種の展示を用意した。

展示内容は、大きく4つのコーナーに分かれているが、JAXAはそのうちの2つを主に担当している。1つめは「素材学習体験」であり、宇宙で使用するロケットや人工衛星などの素材に触れることができる。宇宙空間ならではの工夫や案外身近なものが使われているので、新しい気付きとして学んでいっていただければ。もう1つは、「環境問題観察体験」であり、JAXAの教育用コンテンツとしても活用されているもので、Google Earth Engineを使用して、さまざまな人工衛星のデータを見ながら、世界中の地域、地球全体の様子を観察、分析できるというものだ。

■食の持つ力ですべての人々の生活の質を高めるネスレ
続いて、ネスレの広報の小川直子さんが、ネスレ 飲料事業本部 吉永祐太氏のプレゼンを代読した。

ネスレは、食の持つ力で、現在そしてこれからの世代のすべての人々の生活の質を高めるということを存在意義として掲げている。3つの活動分野、「個人と家族のために」「コミュニティのために」「地球のために」があるが、「地球のために」の部分で、プラスチックごみの削減や包装材料の改良などを行っている。廃棄物のない未来を目指してということで、ネスレは全世界で2025年までに包装材料を100%リサイクル可能あるいはリユース可能にすること、バージンプラスチックの使用量を3分の1削減することを掲げている。

本イベントは、「地球」や「環境」といったテーマについて親子で楽しみながら学んでいただけ、夏休みの自由研究のヒントとしても活用していただける。宇宙兄弟のキャラクターがナビゲートする、地球環境や持続可能な未来について学ぶ4つの学習体験コースがある。

4つの学習体験は、「素材学習体験」「”エコ工作”体験」「ネスレのサステナビリティに関する取り組み」「環境問題観察体験」であり、それぞれの体験を行うことで、受付で配布された認定証にスタンプを押すことができ、オリジナル認定証が完成する。

受付で配られる認定証

また、宇宙服着用体験や「ネスカフェ エコ&システムパック」で作った地球ジオラマ鑑賞、宇宙兄弟に登場するメニューや、宇宙や大地をイメージした期間限定スイーツも用意される。

ブルースーツや宇宙服のレプリカを着て写真撮影ができる
この地球のジオラマはネスカフェ エコ&システムパックで作られている

■ロケットに使われる素材を実際に触って体験できる
素材学習体験では、人工衛星を熱衝撃から守るサーマルブランケットやハニカム構造のアルミ素材、カーボン素材などを実際に手で触って、感触や重さなどを体験することができる。また、JAXAが開発した小型実証衛星4型「SDS-4」のエンジニアリング・モデルの実物も展示されている。

軽くて丈夫なハニカム構造のアルミ素材

小型実証衛星4型「SDS-4」のエンジニアリング・モデル

”エコ工作”体験では、環境に配慮した素材を使った工作体験が行える。平日は”紙”の詰め替え容器である「ネスカフェ エコ&システムパック」を使ったスペースシャトル工作、土日は再生紙作りも実施される。

“エコ工作”体験コーナーでは輪ゴムで飛ばすスペースシャトル工作ができる

また、ネスレのサステナビリティに関する取り組みについてと、環境問題観察体験は、中央のスペースに並んだ、タブレット上で紹介される。

ネスレのサステナビリティに関する取り組みの紹介

コラボ限定メニューは、宇宙兄弟41巻に登場する「ケイちゃんの虹ハンバーグ」(税込1,500円)、「ギャラクシーゼリー」(税込730円)、「地球フラッペ」(税込850円)の3種類で、さらにイベント期間中に「アイスコーヒー」(税込420円)を注文すると、宇宙兄弟特製コースター(3種セット)がついてくる。虹ハンバーグは、植物由来の原料を使ったヘルシーなもので、宇宙兄弟ファンには是非おすすめしたい。

期間限定のコラボメニュー

なお、すべての体験は無料で行えるが、会場はカフェであり、1人1品以上の飲食の注文が必要となる。ロケットの素材などを触れる展示はなかなか貴重であり、宇宙に興味がある子どもにとってはとても魅力的なイベントであろう。夏休みに是非親子で出かけてみては如何だろうか。
テクニカルライター 石井英男

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