ビジネス・金融ブロックチェーン

Mobillet、海外向けPaycoin暗号資産決済サービスを開始

スタートアップフィンテック企業であるMobillet(モビレット)が、海外暗号資産決済サービスを開始する。Mobiletは、韓国で活用実績のある決済用暗号資産Paycoin(PCI)を活用し、ペイコイングローバルアプリを通じて海外決済を商用化する予定であり、シンガポール、ドバイなどクリプト親和国を中心に事業を推進すると明らかにした。

ペイコイングローバルアプリはPCIを保管できるノンカストディ(non-custodial)ウォレットを提供し、ペイコイン加盟店なら世界中どこでも自由にPCIを使用できるように支援する。ノンカストディウォレットサービスは、ユーザーが秘密鍵を保管し資産を安全に保管することができ、すべての取引内訳がブロックチェーンに記録され、透明に公開される。ペイコイングローバルアプリはPCI支援を皮切りに、今後多様な暗号資産を追加支援する計画だ。

ペイコインは2019年から韓国内の15万余りのオン/オフライン加盟店でPCI基盤暗号資産決済が可能であり、累積ユーザー数320万人以上を確保するなど成功的なプロジェクトという評価を受けた経緯がある。現在は韓国内の暗号資産決済関連規制の不備によって、韓国での決済事業は暫定的に中断している状態だ。

Mobiletは2024年上半期に暗号資産決済関連制度が整備されるシンガポール市場に進出を予定しており、PCI決済サービスを提供する計画で、シンガポール内のFarfetch、Charles&Keithなど2万余りの加盟店を保有した暗号資産決済ソリューション業者Triple Aとの協力を通じて決済事業を強化する予定だ。

Mobillet関係者は「今回のパートナーシップを通じてペイコインユーザーは、両替をすることなく体験できる海外シンプル決済が可能になるため、グローバル暗号資産決済市場でMobilletがより強力な立地を確保できるだろう」とし、「今後サービス可能国家の拡大を通じて海外でペイコインの活用度がより一層高くなると予想される」と付け加えた。

低迷しているグローバル暗号資産決済市場に、今回のMobilletの海外PCI決済サービスの本格化とペイコイングローバルアプリの発売がどのような影響を及ぼすのか、帰趨が注目される。

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