5月21日 チバニアンの地層に「ゴールデンスパイク」を設置し 記念式典を開催 市役所などで展示用ゴールデンスパイクも公開 – Net24
令和4年5月21日、チバニアンの地層(国指定天然記念物「養老川流域田淵の地磁気逆転地層」)にゴールデンスパイクを設置し記念式典を開催しました。
チバニアンの地層は、令和2年(2020年)1月17日に国際地質科学連合(IUGS)によって、GSSP(国際境界模式地)として日本で初めて承認されました。
【1. ゴールデンスパイク】
GSSPとなったポイントには、「ゴールデンスパイク」と呼ばれる金色の鋲やモニュメント等が設置されることが慣例となっています。この度、本市においてもゴールデンスパイクを設置しました。
市原市で今回設置したゴールデンスパイクは、市内に工場を有する不二サッシ株式会社が制作し、寄贈いただいたものです。
◆材質、大きさ
真鍮製、直径20cm
【2. ゴールデンスパイク設置場所】
ゴールデンスパイクは、GSSPとなった白尾(びゃくび)火山灰層が位置する場所に、地層への影響が最低限となるよう設置しました。
地層に設置したゴールデンスパイクとは別に、チバニアンビジターセンターと市役所第1庁舎1階市民プラザにも展示用のゴールデンスパイクを設置しています。
【3. ゴールデンスパイク設置記念式典】
(1)日時 :令和4年5月21日(土)午後2時~3時(式典後、現地見学)
(2)場所 :PGM南市原ゴルフクラブ
(3)内容 :来賓祝辞、展示用ゴールデンスパイクの披露、
不二サッシ株式会社への表彰状贈呈
(4)出席者:熊谷千葉県知事、国際地質科学連合(IUGS)事務局長、
GSSP申請チーム代表 茨城大学 岡田 誠教授 ほか
【4. チバニアンとは】
国際地質学連合は、個々の地質年代について、その境界が世界で最もよく観察できる露頭をGSSPとして批准してきました。そして、GSSPが認定された境界の後に続く地質年代には、その露頭がある地名にちなんだ名称がつけられます。
令和2年1月17日、田淵の露頭は更新世前期と中期の地質年代の境界を示すGSSPに批准され、新生代第四紀中期更新世が「チバニアン」(千葉時代)と名付けられました。
URL: https://www.city.ichihara.chiba.jp/article?articleId=61004714de0c5f03dc0b5314
【5. チバニアンビジターセンター】
養老川沿いにある地磁気逆転地層や当時の環境などについて学べる施設です。いろいろな標本の展示や映像もありますので、ぜひ見学にお立ち寄りください。
所在地 :市原市田淵1157
電話番号:0436-96-2755
開館時間:午前9時~午後5時(4月~9月)午前9時~午後4時(3月~10月)
休館日 :毎週木曜日、年末年始