ジュディ・オング、たくさんの人に「一頭の介助犬が来ることで、新たな活力が生まれることを知ってほしいです」 -ライブドア
歌手で木版画家のジュディ・オングが25日、京王プラザホテル(本館ロビーギャラリー)で開催中の展示会『井上勝江と仲間たち展』に出展者の一人として登場し、囲み取材に応じた。
ジュディは他にも、日本介助犬協会の介助犬サポート大使としての顔もあり、その活動における新たな出会いを紹介。介助犬・使用者の山内稔さんが描いた絵にほれ込んだ経緯があって、師匠の井上勝江さんへ山内さんの絵の魅力を打診したそうだ。
作品の出展を打診したのは「一頭の介助犬が来たことで、半分諦めていた絵を再び描こうとした変化を知って、感動したからです」とキッカケを説明。「もともと絵は描かれていたそうですが、もう一度やろうと前向きになられたこと。人生が変わったことを聞いて、凄く感動したのです」と繰り返し、感動の大きさを伝えた。
ジュディは会場で、絵画『介助犬に花束を』を出展した山内さんと2代目の介助犬グラディスと対面。その山内さんからも話が聞けました。
「この絵は、事故を起こした後、再び描き始めた最初の絵です。介助犬への感謝の気持ちを込めています」と山内さん。
ちなみに、モデルになっている介助犬は初代で、名前が「ティティー」とのこと。「介助犬との生活を始めてから11年になります。一緒になってから気づいたのは、介助犬のことを色んな人がニコニコしながら見てくれて『カワイイ』『賢い』『立派』などの声が聞こえてきます。それが10年以上も続くと、私も無意識にポジティブになってきたのです。介助犬と一緒に暮らしてみて分かることが、他にもイッパイあって、一言で言えないぐらいです」とコメントされました。
続けて「凄いのは、この子(グラディス)なのです。病院もホテルもどこでも一緒に行っています。もちろん自宅などは、四六時中で一緒です。家族や兄弟よりも同じ時間を過ごしているので、犬が大好きの方でも、なかなか味わえないほどの長い時間を過ごしています。なので、凄い特殊な人生を送らせてもらっています。この絵には、幸せを皆さんにも二次的に共有しているんです」と考えを示されました。
隣で聞いていたジュディは「一頭の介助犬が来ることで、新たな活力が生まれることを知ってほしいです。犬と出会うことで才能を発揮している人がたくさんいることを分かってほしいですね」とメッセージを残していた。
展示会『井上勝江と仲間たち展』は、京王プラザホテル本館3階ロビーギャラリーにて、9月28日まで開催。(出品者は、コシノヒロコ、海老塚耕一、山中現 他多数)
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