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Windows 10のコマンドプロンプトをLINEライクに使える楽しいツール -ライブドア



Windowsが登場する以前、多くのパソコンではMS-DOSというOSが使われていた。
その名残は、Windows 10の「コマンドプロンプト」というツールに残っている。

今回は、そのコマンドプロンプトをLINEのチャット風にして利用できるツールを紹介しよう。

これなら、コマンドプロンプトは苦手という人でも楽しく利用できるかもしれない。

●コマンドプロンプトって難しそう?
Windowsには「コマンドプロンプト」というツールが用意されている。
これは、Windowsが登場する以前のOSであるMS-DOSのコマンドを入力・実行できるツールだ。
画面は次のように黒背景の白文字で、キーボードから「dir」「copy」「vol」……等々のコマンドを入力して、さまざまな処理を実行する。


Windows 10の「コマンドプロンプト」

いまから30年ほど前、パソコンの画面はすべてこんな感じだった。
この画面でディスクをフォーマットしたり、ファイルをコピーしたりしていたのだ。

現在のWindowsでは、ほとんどの処理はエクスプローラなどで実行できるので、一般ユーザーがコマンドプロンプトを利用することはほとんどない。ただし、トラブル発生時の対応、ワイルドカードを利用したファイル処理など、状況によってはコマンドプロンプトが便利な場合もある。

とはいえ、使ったことがないと「難しそう」と感じるもの。
そこで紹介したいのが、次のようなLINE風のコマンドプロンプトツールだ。


LINEのチャット風コマンドプロンプトツール。

●フリーソフト「チャット風コマンド」の使い方
これは、無料で公開されているフリーソフト「チャット風コマンド」だ。
記事末のページから「CommandChat.zip」をダウンロードして解凍する。
解凍でできたファイルの「CommandChat.exe」を実行するとセットアップが行われる。
あとは、デスクトップにできた「チャット風コマンド」アイコンをダブルクリックすれば起動する。

使い方は、ウィンドウ下の入力欄にコマンドを入力し、[Enter]キーを押すだけだ。
すると、LINEのチャット風にコマンドとその結果が表示される。
入力可能なコマンドは、「help」と入力すれば確認できる。機能的には、Windows 10のコマンドプロンプトと大きく変わりはない。


もちろん「dir /w」のようにオプション付きのコマンドも入力できる。


「help」と入力すれば、利用できるコマンドが一覧表示できる。

なお、ファンクションキーには、次の機能が割り付けられている。

[F6]……画面をファイルに保存する。
[F7]……コマンドアイコンを変更する。
[F8]……背景色を設定する。
[F9]……履歴を設定する。

たとえば、[F8]キーを押すと、全体の背景色、入力の背景色、出力の背景色をカスタマイズできる。また、入力したコマンドは20個まで記録され、コマンド入力欄右端のボタンで呼び出すことも可能だ。

終了するには、通常のウィンドウと同様に右上の[×]をクリックするか、「exit」コマンドを実行する。


[F8]キーを押すと色をカスタマイズできる。


色をカスタマイズした例。設定した色は、次回の起動時にも引き継がれる。なお、初期状態に戻すには、設定画面で[リセット]をチェックする。


[F9]キーを押すとコマンドの履歴を管理できる。

動作スピードはコマンドプロンプトより遅く、特別なコマンドが使えるわけでもないので、実用性はあまり感じられない。しかし、コマンドプロンプトを使ったことのない人も「チャット風コマンド」であれば、使ってみたいと思うのではないだろうか。
興味があれば、ぜひ試してみてほしい。

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・ダウンロードページ(ベクター)

井上健語(フリーランスライター)





提供(C)ライブドアニュース

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