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東日本大震災から10年…今見直したい対策と役立つ知識まとめ -ライブドア



 2万4000人超の死傷者、行方不明者が出た東日本大震災から今日で10年が経ちます。この10年の間にも大小の地震が発生していますが、日頃の地震対策は大丈夫でしょうか?
あらためて対策を見直すために、覚えておくと役に立つ知識をまとめました。
(まとめ画像は保存してご活用ください!)

◯食料の備蓄
地震が発生した際には停電、断水が発生し、お湯を沸かすことが難しい状況になることもあります。備蓄食料は、「電気・ガスを使わずに調理できるもの」を優先的に準備しましょう。
また、食器などを洗うことも難しくなるため、使った後に捨てられる「紙皿」や「割り箸」、皿が汚れないよう敷いて使える「食品用ラップ」なども用意しておくと便利です。

警視庁警備部災害対策課の公式ツイッターでは、お湯を使わないカップ麺の食べ方を紹介しています。
固さは残るものの、ラーメンなら水を注いで15分、うどんなら60分で食べられるそうです。

◯準備するもの
準備したほうがいいものについて地震などの被災経験があるユーザーにアンケートをとったところ、水が入手しにくく長期間顔が洗えなかったことや、スマホのバッテリー問題などが上がりました。

通常の除菌ウェットティッシュに加え、体や顔にも使えるボディ用ウェットシートも準備しておいたほうが良さそうです。
スマホのバッテリーについては、電気が確保できるまでは設定で節約するのがおすすめです。

〜スマホの設定例〜
・Wi-Fi、Bluetoothをオフ
・端末の低電力モード/省電力モードなどをオンにする
・不要な通知をオフ
・電波が不安定な場所では「機内モード」にする
・「視差効果を減らす」をオンにする(iPhone)など

◯停電時に役立つ知識
身近なものを利用して明かりを確保する方法に、懐中電灯と一緒にペットボトルやビニール袋を使う方法や、折って光らせるタイプのケミカルライトを水が入ったコップに入れる方法があります。
ろうそくは余震の揺れなどで倒れ、火災が発生する恐れがあるため使用を避けてください。万が一使用する場合は絶対に目を離さないようにしましょう。

◯避難先での生活 〜エコノミークラス症候群に要注意〜

エコノミークラス症候群とは・・・
血行不良で血液が固まりやすくなり、足に出来た血栓が血管を流れ、肺に詰まってしまう疾患

車などに避難した際に自由に動く空間がないことや、トイレの回数を減らすために水分摂取を控えたりすることなどから起こりやすくなるといわれています。

予防のために・・・
狭い場所でもできる足の運動を厚生労働省が紹介しています。(下の画像を参照)
特に、高齢者や心肺疾患がある方は意識して行うことが必要です。

◯家屋などが被災・・・片付ける前に必ず撮影を!
被災者支援を受けるために使う「罹災証明書」の申請に写真が必要です。逆光や明るさ不足に注意しながら、様々な角度からできるだけ沢山撮影しましょう。

 ほかにも、あらかじめできる準備の一つに、住んでいる地域のハザードマップの確認などもあります。日本に大きな影響を及ぼした大震災から10年が経過した今日を機会に、できることから準備をしておきましょう。





提供(C)ライブドアニュース

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