ミュージカル「VIOLET」:32席のオンステージシートが舞台上に設置され、「15人…
ミュージカル『VIOLET』の制作発表会見が、8日の都内で行われ、メインキャストの三浦透子、屋比久知奈、東啓介、立石俊樹、そして、演出家の藤田俊太郎氏が出席した。
本作は、1964年の米国が舞台。不慮の事故で顔に大きな傷があることから、いつも人目を避けて暮らしていた女性バイオレットが、目的を果たすために決意。長距離バスを使う、人生初の旅に出る展開がある。
藤田氏が2018年の英ロンドンにて、現地のキャスト・スタッフと共に演出家としてデビューを果たした作品でもある。そして、コロナ禍だった2020年に、日本キャスト版が期間限定で上演していた経緯もある。
ミュージカル『VIOLET』制作発表会見にて
いよいよ、待望の再演が、4月7〜21日に東京芸術劇場、4月27〜29日に大阪・梅田芸術劇場、5月に福岡と仙台を巡るスケジュールに決まった。会見場には、報道時の他に、梅田芸術劇場のネット会員も招待されていて、藤田氏は客席に向かって「この中で、(舞台上の両サイドに設置される)オンステージシートのチケットをご購入された方は、どれぐらいいらっしゃいますか?」と尋ねたりする場面があった。
すると、そのチケットを既に購入された方々が一斉に手を挙げたことから、藤田氏をはじめキャスト陣が驚きの表情を見せ「おおーっ!嬉しい!ありがとうます」と喜びの声をもらした。
「舞台上に32席のオンステージシートを設けました。お客様が一緒にバイオレットと共に旅をするという、しつらえです。非常に近い場所から、音楽も一緒に感じて頂きながら(キャスト)15人目の乗客になって頂いて、旅をしたいなと思っています」と藤田氏がコメント。「これは、2018年のロンドン版から、継続しているしつらえなのですが、前回の(日本キャスト版)と大きな変更点かなと思われます」と仕様変更されていた点を、いま一度、解説していた。
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