技術・開発

「オンコマイン Dx Target Test マルチ CDxシステム」、 非小細胞肺がんを対象としたHER2(ERBB2)遺伝子変異に対する コンパニオン診断システムとして保険適用- Net24ニュース

サーモフィッシャーサイエンティフィック ジャパングループ(グループ本社:東京都港区、代表:室田博夫)は、次世代シーケンシング(NGS)技術を用いたコンパニオン診断システム「オンコマイン Dx Target Test マルチ CDxシステム(以下、本製品)」に関し、非小細胞肺がんを対象としたHER2(ERBB2)遺伝子変異に対する「エンハーツ」(トラスツズマブ デルクステカン(遺伝子組換え)(T-DXd/DS-8201))の治療適応判定の補助に対して、厚生労働省より製造販売承認事項一部変更承認を2023年5月25日付で取得した本製品について、保険適用されたことを発表します。

なお、エンハーツについては、第一三共株式会社が、「がん化学療法後に増悪したHER2(ERBB2)遺伝子変異陽性の切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌」 の効能又は効果に係る製造販売承認事項一部変更承認を2023年8月23日付で取得しました。

■使用目的または効果

本製品は、下記に示す癌種ごとの医薬品の適応判定の補助を目的として対応する遺伝子変異等を検出します。

【非小細胞肺癌】

●BRAF遺伝子V600E変異:

ダブラフェニブメシル酸塩及びトラメチニブ ジメチルスルホキシド付加物の併用投与

●EGFR遺伝子変異:

ゲフィチニブ、エルロチニブ塩酸塩、アファチニブマレイン酸塩、オシメルチニブメシル酸塩、ダコミチニブ水和物

●HER2(ERBB2)遺伝子変異:

トラスツズマブ デルクステカン(遺伝子組換え)

●ALK融合遺伝子:

クリゾチニブ、アレクチニブ塩酸塩、ブリグチニブ、ロルラチニブ

●ROS1融合遺伝子:

クリゾチニブ、エヌトレクチニブ

●RET融合遺伝子:

セルペルカチニブ

【甲状腺癌】

●RET融合遺伝子:

セルペルカチニブ

【甲状腺髄様癌】

●RET遺伝子変異:

セルペルカチニブ

保険適用日:2023年8月1日

保険点数 :18,000点

■サーモフィッシャーサイエンティフィック インコーポレイテッドについて

サーモフィッシャーサイエンティフィック インコーポレイテッド(本社:米国マサチューセッツ州ウォルサム)は、科学サービスを提供するグローバルなリーディングカンパニーであり、収益は400億ドルを超えています。私たちのミッションは、私たちの住む世界を『より健康で、より清潔、より安全な場所』にするために、お客さまに製品・サービスを提供することです。私たちはライフサイエンス研究のさらなる加速、分析における複雑な課題の解決、研究室の生産性向上、臨床診断性能と治療の向上、患者さんの人生を大きく左右する医薬品開発・製造に取り組むお客さまを支援します。当社のグローバルチームは、Thermo Scientific、Applied Biosystems、Invitrogen、Fisher Scientific、Unity Lab Services、Patheon、PPDといった業界をリードするブランドを通じて、革新的な技術、購入における利便性、医薬品開発・製造サービスにおいて、他に類を見ない組み合わせを提供します。

URL: https://www.thermofisher.com

※プレスリリースに記載している情報は、発表日時点のものです。現時点では、発表日時点での情報と異なる場合がありますので、あらかじめご了承、ご注意をお願いいたします。



出典:@Press

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