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Wordで文字の選択や削除、挿入がタッチ操作でできる! インクジェスチャ機能の使い方 -ライブドア


Wordで文字の選択や削除、挿入がタッチ操作でできる! インクジェスチャ機能の使い方

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最近のWindowsパソコンも、タッチ操作に対応した機種が増えている。
タッチ操作ができるパソコンでWordを使っているなら、ぜひ試したいのが
「インクジェスチャ機能」だ。

これは、ペンや指の動きで文字の追加や削除、選択などができる便利な機能。
ここでは、Microsoft 365(Office 365)のサブスクリプション版のWordを前提として使い方を紹介しよう。

●インクジェスチャ機能の使い方
タッチ操作に対応したWindowsパソコンで、Microsoft 365(Office 365)サブスクリプションのOfficeを利用しているなら、Wordで「インクジェスチャ」という機能が利用できる。これは、タッチ操作やペン操作で文書を編集する機能だ(マウスでも利用できる)。

具体的には、次のような操作(インクジェスチャ)が利用可能だ。


Microsoft 365(Office 365)サブスクリプション版のWordで利用できるインクジェスチャ

利用するには、[描画]タブの[描画ツール]で[アクションペン]を押して有効にしたあと、ジェスチャーを行う。

たとえば文字を削除するなら、ペンや指で文字をグシャグシャっと消す。もしくは、横線を引いて文字を消す。
するとその文字が削除されて、以降の文字が繰り上がる。

また、文字を囲むとその文字を選択できる。改段したり、文字間を空けたり詰めたりすることも可能だ。文字間を上から下になぞれば間隔が空き、下から上になぞれば間隔が詰まる。


[描画]タブの[描画ツール]にある「アクションペン」のボタン(いちばん右端)を有効にする。


文字をグシャグシャっと消す。


その文字が削除されて以降の文字が繰り上がる。


文字を丸く囲む。


文字が選択される。


文字と文字の間を上から下になぞる。


スペース(空白)が挿入されて文字間が空く。

文字を追加することも可能だ。
追加したい位置に山型のマークを描いて、描画可能な状態になったらペンまたは指で文字を書く。そして、少し待つと文字が認識され、テキスト化されて挿入される。

ただし、操作にはちょっと癖がある。
山型のマークを描いて挿入できる位置が限られているのだ。
1つは段落末の段落記号、
もう1つが、前述の方法で空けた文字間だ。
この2カ所で山型マークを描くと描画可能な状態になるが、それ以外では描画可能にならない。また、挿入した文字の直前に半角スペースが自動挿入されるという特徴もある。

このように、文字の挿入に関しては英文を前提に開発された印象が強く、日本語文書に対してはイマイチというのが、正直な感想だ。


段落末の段落記号の位置で山形のマークを描く。


文字を描ける状態になるので描いてちょっと待つ。


文字がテキスト化されて挿入される。ただし、直前に半角スペースも挿入される。

このように、操作性の面で少し疑問はあるが、マイクロソフトのSurfaceのようなタッチ対応でペン付きのWindowsパソコンを持っているなら、まずは試してみてほしい機能なのだ。

インクジェスチャ機能は、キーボードやマウスが使いづらい屋外やカフェ、あるいは立ったまま片手でパソコンを操作するような場合には、不可欠な機能になるかもしれない。
井上健語(フリーランスライター)



提供(C)ライブドアニュース

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