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スマートフォンでフィギュアをローアングルから撮影! 軌道制御付き小型ドリー「Trexo Wheels」の凄さ -ライブドア



「Trexo Wheels(トレクソ ホイール)」は、軌道制御機能が付いた小型ドリーだ。
スマートフォンやデジタルカメラを本体に載せ、専用アプリを使用することで、本体をラジコンカーのように動かして動画を撮影することできる。

手持ち撮影では難しいアングルでも動画撮影が可能となる夢のアイテムだ。

Trexo Wheelsは現在、クラウドファンディングサービス「Kibidango」で支援者を募集中であり、テスト機をお借りできたので、ここで紹介しよう。

■携帯性に優れた小型のカメラドリー
Trexo Wheelsは、映画やビデオ撮影で使用されるカメラドリーの小型版。
カメラ三脚固定ネジが搭載されているので、デジタルカメラも固定して使用することができる。
スマートフォンの場合は、カメラ三脚固定ネジに対応させるアタッチメントを介して利用する。


付属のアタッチメント(○印)を使用すれば、スマートフォンを装着できる。

Trexo Wheelsの特徴は、動き(軌道)をスマートフォンからコントロールできることだ。
動かしたいルートをスマートフォン画面上でなぞることでルートを記録させることができる。

ジオラマやフィギュアなどを撮影する場合、スマートフォンによるローアングルでの撮影は難しいが、Trexo Wheelsであれば簡単に撮影ができる。
ターンテーブルが付属されているので、360度回転させた動画も撮影可能だ。


スマートフォンのアタッチメントの代わりに取り付けられるターンテーブル。

本体の内蔵バッテリーは、付属のUSBケーブルによる2時間の充電で、2時間(スタンバイ状態で12時間)の動作が可能。なお、バッテリーの残量は本体のモニター、または専用アプリのバッテリーアイコンで確認することができる。

重量は、
・スマートフォンでの撮影時…約1kg
(本体+アーム+スマートフォンアタッチメント)
・キャリングケースで携帯時…約1.5kg
(すべてのパーツをキャリングケースに入れた状態)

キャリングケースのサイズは、
・W26×D6.5×H21cm
A4版より若干小さく、取手が付いているため、持ち運びやすい。


専用キャリングケースのなかに、すべてのパーツが収まる。

■Trexo Wheelを使ってみよう
本体とスマートフォンとを連携させるために、App StoreもしくはGoogle playから「Trexo Wheels」と検索して、専用アプリ「Trexo Wheels」をインストールする。

アプリを起動後、本体のレバーを動かすと電源が入り、アプリが本体を動認識する。この状態でアプリから、
・スマートフォンと本体との接続
・本体のバッテリー残量
この2つが確認できる。
スマートフォンから本体が認識されると、アプリ上のSTATUSがオレンジに点灯する。

Trexo Wheelsは、
・CAMERA PATH(カメララーニングモード)
・LINEAR PATH(リニアラーニングモード)
・CIRCULAR PATH(サーキュラーラーニングモード)
この3つのモードが用意されている。

○カメララーニングモード
最初に付属のラウンチパッドを使用する。

手順は、
・カメラがラウンチパッドを認識するように、本体をラウンチパッドに置く
・カメラボタンを押す
・ボタンを操作して、本体の動きを作る
・動きが完了したら、カメラボタンを押す
これで学習は完了だ。

カメララーニングモードは、
・直線
・曲線
・速度
この3つをコントロールできる。


本体をラウンチパッドに置いた様子。


アプリ上では、画面を指でなぞるだけで本体のルートを決められる。

カメララーニングモードは、フィギュアをローアングルで撮影したいときなどにも便利なモード。
たとえば、被写体をまわりこむように撮影したいときは、下記のようなルートをあらかじめ作成する。


クマの置物をまわりこむかたちで撮影するルートを作ってみた。

あとは、アプリから「SEND TO DEVICE」-「PLAY」を選択するだけで、クマの置物をまわりこむ撮影ができる。モーター音は静かなので、撮影の邪魔にならない。指向性マイクを装着すれば、モーター音は気にならないだろう。


クマの置物をまわりこむ撮影のスタート地点の様子。

カメララーニングモードで、ドリーが動いている様子は下記のとおり。

カメララーニングモードで、スマートフォンから撮影した動画は下記のとおり。

ルート作成するときは、スマートフォンの画面をダブルタップして作成する。操作に慣れていないとゴミ箱をタップしてしまうこともあり、最初からルートを作り直しとなることもあった。

○リニアラーニングモード
本体を直線的に動かすときに使用する。

手順は、
・プレイボタン(△印)をダブルタップ
・本体を動かして、ルートを学習させる
・最終地点に到着したら、プレイボタンを1回タップする
これで学習は完了だ。本体は自動的に最初の位置に戻る。

プレイボタンを押せば、本体を学習させたルートどおりに動かせる。
またアプリを使えば、本体をラジコンのように操作することもできる。
リニアラーニングモードはミニチュアのトラックを撮影するなど、被写体を直線的に撮影するときに便利に使える。

○サーキュラーラーニングモード
本体を曲線的に動かすときに使用する。

手順は、
・ストップボタン(○印)をダブルタップ
・本体を動かして、ルートを学習させる
・最終地点に到着したら、プレイボタンを1回タップする
これで学習は完了だ。本体は自動的に最初の位置に戻る。
ストップボタンを押せば、本体を学習させたルートどおりに動かすことができる。

サーキュラーラーニングモードは、商品を回転させて撮影したいときに便利だ。
たとえば、フィギュアや商材をあらゆる方向から見せる動画を作りたいときに役に立つだろう。
ここでは、腕時計を360度回転させた動画を撮影してみた。


サーキュラーラーニングモードで、撮影している様子。

360度回転で、ドリーが動いている様子は下記のとおり。

・360度回転で、スマートフォンから撮影した動画は下記のとおり。

カメララーニングモードは、本体が動くルートを、スマートフォンの画面を見ながら指でなぞって決められるため、3つのモードのなかで一番使い勝手がよかった。また一度動作を決めてしまえば、同じ動作ができるため、共通のカメラアングルで撮影したい人には嬉しいモードだ。

Trexo Wheelsは、フィギュアやジオラマなど、ローアングルで迫力のある動画を撮影したい人に便利なガジェットといえるだろう。

<主な仕様>
重さ:約1.1kg
サイズ:200mm × 75mm × 40mm
バッテリー寿命:2時間(スタンバイ状態で12時間)
充電時間:2時間
最大速度:250mm/秒
最大積載量:2.7kg
生産国:トルコ
保証期間:1年(初期不良は7日以内)
※製品の仕様、デザインに関しましては一部変更になる可能性がございます。ご了承ください。

Trexo Wheelsは2021年2月12日現在、クラウドファンディングサイト「Kibidango」で、目標金額135万円に対して、188万円の支援が集まり、日本での発売が決定している。クラウドファンディングの期間は2021年3月11日23時59分まで。
支援者には、2021年6月末から発送される予定だ。

「Kibidango」での価格は、
・Trexo Wheels
超早割:4万9,990円(税・送料込)(20個限定)
早割: 5万4,900円(税・送料込)(40個限定)
Kibidango特別価格:5万9,800円(税・送料込)

・Trexo Wheels 2個セット
早割:9万9,900円(税・送料込)(5セット限定)
Kibidango特別価格:11万円(税・送料込)

・軌道制御付き小型ドリー「Trexo Wheels」

ITライフハック 関口哲司





提供(C)ライブドアニュース

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