SDGs視点を強化しリニューアル!生産者の意欲向上と品質向上を目指す「UCC品質コンテスト」

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UCCホールディングス株式会社は、コーヒーの品質向上と生産者支援のために 生産国で実施する「UCC品質コンテスト(UCC QUALITY CONTEST 2021 VIETNAM helping build a sustainablefuture)」の表彰式を、初めて生産国とのオンライン中継で2021年4月28日(水)に開催した。

UCC品質コンテストは2021年で20周年を迎え、今回、SDGs持続可能な開発目標視点を強化した内容に刷新した。当日はコンテスト開催地ベトナムとUCCグループ 東京本部をオンラインでつないで表彰式を行ったほか、ベトナムのコーヒー文化に触れるプレス限定のイベントも開催された。

■「UCC品質コンテスト」にサステナブル評価の項目を設定
UCC上島珈琲株式会社 農事調査室室長 中平尚己氏からは、「UCC品質コンテスト」開催のきっかけについて説明があった。
コーヒー価格は、需給・投機・為替など様々な要因で変動しますが、2001年、過去最低の価格である生豆1ポンドあたり41.5セントまで下落した。当時、生産コストが70〜80セントと言われており、作れば作るほど生活が苦しくなるというほど、コーヒーは生産者にとって魅力のない農作物となっていた。

このような状況において、生産者は、コスト削減のため施肥やメンテナンスなど農園への投資を控える、あるいはコストが掛かる収穫作業を短縮しがちになる。しかし、そういった行動は品質の悪化に繋がり、その結果、さらに生産者の収入は減少する、という悪循環を招いてしまう。

加えて、コーヒーが魅力のない作物となれば、生産放棄や他の作物への転作に繋がり、コーヒーの生産量は減少する。消費国側からすると、良質なコーヒーの安定的な調達が困難になる。このような状況に危機感を持ち、状況を改善するために始めた取り組みが、「UCC品質コンテスト」だ。

「UCC品質コンテスト」は特定の産地におけるコーヒー生産者らを対象にしたコーヒーの品質に関するコンペティション。コーヒークライシスを機に、2001年にブラジルのエスピリットサント州で初めて開催して以来、20年に亘り、世界6ヶ国で継続的に実施してきた。

生産者は、UCC品質コンテストに自らが手掛けた最高品質のコーヒーを出品し、その順位を競う。生産者は、出品に向けて努力を重ねることで、品質が向上し収入が増え、結果として生産意欲の向上に繋がる。また、UCC品質コンテスト上位入賞者は、賞金・農具・買付金額にプレミアムが付くなど、生産国の事情に応じた副賞を得る事ができる。

UCC上島珈琲株式会社 農事調査室室長 中平尚己氏
今回、審査内容に、従来の味・香り等品質の項目に加え、サステナブル評価の項目を設定し、SDGs視点を強化した。
第1審査では、外観、テイスティング、サステナブル項目の自己採点を経て絞り込まれている。第2審査では、テイスティングやサステナブルの項目ごとに実地監査を行い、順位を確定する。 サステナブル評価内容は、参加農園がトレーサビリティ(原材料等の調達から加工、流通、販売まで履歴を追跡できる状態にすること)、環境、社会面において十分な対応がなされているか等、全20項目にわたる。

昨今、SDGsへの関心が高まり、またコーヒー産業においても、持続可能性を重要視していくべき状況のなかで、生産者にも、サステナビリティ対応の重要性を理解してもらうためだ。

「UCC QUALITY CONTEST 2021 VIETNAM -Helping build a sustainable future-」コンテスト入賞者(1位〜7位)は、下記のとおり。


■生産者のモチベーションを高めるコンテスト
「UCC品質コンテスト」はコロナ禍ということもあり、ベトナムと日本を繋ぎリモートにて実施された。審査は外観、テイスティング、サステナブル項目の農家による自己採点を経て絞り込み、テイスティング、サステナブル項目実地監査で順位を確定した。入賞者(1位〜7位)へは、賞金、賞状等を授与し、入賞者のコーヒー豆はUCCグループで買取り、今後の様々な製品で提供する予定。

プレス限定のイベントには、ベトナム社会主義共和国大使館 商務参事 Ta Duc Minh(タドクミン)氏が同国代表として出席した。
ベトナムと日本は交易、経済、文化、外交、観光なども様々な関係を築いてきた。
ベトナムはブラジルに次ぎ、世界第2位のコーヒー生産国になっており、コーヒーはベトナムの生活に欠かせないものとなっている。

ベトナム社会主義共和国大使館 商務参事 Ta Duc Minh(タドクミン)氏は、
「このような素晴らしいコンテストによって、ベトナムのコーヒー生産者や関連会社のモチベーションだけでなく、意識も高めるのではないかと考えています。」と語った。

ベトナム社会主義共和国大使館 商務参事 Ta Duc Minh(タドクミン)氏
■コーヒーは太陽の恵、世界中の人に楽しんでもらいたい
UCCホールディングス株式会社 専務取締役 上島 昌佐郎氏より挨拶があった。
ベトナムは世界第2位のコーヒー生産国であり、ロブスタ種では世界1位の生産を誇っている。その一方でアラビカ種は少量しか生産されていなかった。そこでUCCグループはベトナムでのアラビカ種の生産を拡大するため、2000年前半よりアラビカ種の輸入を拡大してきた。2011年にはホーチミンに品質管理事務所を設立し、生産者と直接対話することにより、アラビカ種の品質の向上や生産量の拡大に貢献してきた。UCC品質コンテストは、その代表的な取り組みでのひとつだ。

上島専務取締役は、
「今回のコンテストより品質のみならず、サステナビリティも評価項目に加えさせていただきました。コーヒーは太陽の恵でありまして、この恵をこれからも世界中の人々に楽しんでいただきたい、それが我々の想いでございます。そのために私たちは品質へのこだわりだけでなく、コーヒー産業と地球、社会に生じる課題を真正面から取り上げまして、生産者の方と一緒になって、それらの解決に取り組み、持続可能なコーヒー産業への取り組みに貢献したいと考えております。」と語った。

UCCホールディングス株式会社 専務取締役 上島昌佐郎氏
UCCグループは「UCC品質コンテスト」を通じて生産者と良好な関係を築くことで、上質なコーヒー生豆を安定的に調達することを目指している。これはUCCと生産者双方にとって、win-winの関係構築を実現する取り組みであり、SDGsのNo.1「貧困をなくそう」、No.6「安全な水とトイレを世界中に」、No.8「働きがいも経済成長も」、No.10「人や国の不平等をなくそう」、No.12「つくる責任 つかう責任」、No.15「陸の豊かさも守ろう」、No.17「パートナーシップで目標を達成しよう」に貢献し、UCCグループのサステナビリティ活動の重点項目の「生産国との協働」に該当する。

■ベトナムとコーヒーについて学べたセミナー
第2部では、UCC コーヒーアカデミー 専任講師でコーヒーの技術や知識のスペシャリスト村田 果穂氏、コーヒー研究開発のスペシャリスト 進 裕子氏をナビゲーターに迎え、「ベトナムとコーヒー」と題したセミナーが開催された。二人はUCCコーヒーアカデミー初の公認YouTuberとしても活躍している。

ベトナムで生産されるコーヒーの約95%がカネフォラ種(ロブスタ種)であり、アラビカ種は約5%しか生産されていない。
一般的にアラビカ種は酸味や甘さがあるため、そのまま飲んで美味しいコーヒーであり、レギュラーコーヒーとして使用されることが多い。ロブスタ種は少し苦味があるためブレンドに使用したり、リキッドやインスタントのコーヒーに使用される。ベトナムでは、甘いコンデンスミルクを混ぜて飲むこともある。

ロブスタ種とアラビカ種を飲む比べることができた
セミナーにはスペシャルゲストとして、「バインミーシンチャオ」特別顧問グエン・バー・フック氏が登場した。バインミーシンチャオは都内3店・神戸2店を展開する人気バインミー(ベトナムサンドイッチ)専門店だ。

「ベトナムコーヒーを飲んでみよう!」ということで、コンデンスミルクを入れたコーヒーを体験することができた。引き続き、フードペアリングということで、ベトナムコーヒー×バインミーの組み合わせが紹介された。

バインミー(ベトナムサンドイッチ)
短い時間だったが、UCCグループの取り組みとコーヒーへの理解が深まるイベントだった。

■UCC上島珈琲

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