「ヨメテル」サービスが難聴経験を持つ椿鬼奴さんによって開始
都内で行われた発表会に出席したタレントの椿鬼奴さんも、3年前に突発性難聴を経験した1人。突然、朝起きたら右耳が聞こえなくなったという。耳鳴りもひどく、左耳も聞こえづらい感じに。その年にはもう一度突発性難聴になり、現在も右耳がやや聞こえづらいと話します。
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「左耳は聞こえるので何とかはなっているんですが、細かいところで伝わりづらい不便さはありますね。電話も左耳で受けていますが、集中するとほかの状況も見えづらく、感じ取りづらくなる。『ヨメテル』のようにスピーカーホンで全体を聞きながら電話でコミュニケーションを取れるというのはとても良いなと思いました」(椿鬼奴さん)
厚生労働省の資料などによると、「聞こえにくさがある人」は日本に1,400万人いるという。「ヨメテル」の対象ユーザーは「電話で相手先の声がきこえない/きこえにくいことがある、と感じることのあるすべての方」で、さまざまな「聞こえにくさ」を抱える想定ユーザーのヒアリングを繰り返して開発を行ったそう。
発表会では実際に、椿鬼奴さんも「ヨメテル」を体験。壁を隔てた川崎ひでと総務大臣政務官との会話に挑戦。川崎政務官は「聞こえに困難を抱える、より多くの方々の生活の質の向上に寄与することになると、大変期待をしております」とのこと。「ヨメテル」の体験では、川崎さんが呼び掛けた「椿さん」こそ「つ木さん」と表示されたものの、それ以外はほぼ正確にほぼタイムラグなく表示された。
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「椿さんという滑舌がなかなか。でもこれももしかしたら時代の進歩でどんどん改善されることを期待したいと思います。普通に会話をしているような状態だったので、とても良かった」(川崎さん)
「すごいですね!表示が早いです。リアルタイム感があってびっくりしました。椿がクリアされたら今度『鬼奴さん』でどういうふうに出るのか気になります、あまりない言葉なので(笑)でも今のAIはすごいですね」(椿鬼奴さん)
「ヨメテル」を使って電話をかけると、冒頭8秒「ヨメテル」から会話が文字になって相手に表示される旨の音声ガイダンスが流れる。そのため、聞こえづらい方以外への「ヨメテル」の周知も、サービスの使いやすさにとって肝要になりそうとのこと。
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「近い世代でも普通に聞き取りが加齢で弱くなっている友人も多い。なにか病名がなくてもそういうことが起きるので、フランクな感じで『ヨメテル』をダウンロードして、ストレスを感じる前に使っていけば、そういう文化になっていく。たくさんの人が使うと、私も別にこれ使ったら良いんだと思ってもらえたらいい。(健康な人も)『ヨメテル』を使っている人を理解していただくことに、ご協力いただけたら嬉しいと思います」(椿鬼奴さん)
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