社会

国際弁護士・八代英輝氏、日本企業の国際競争力強化に向けて「今後のリーガルテック…



元裁判官で国際弁護士である八代英輝氏が23日、東京都内にて行われたトムソン・ロイター主催の『リーガルサミット 2024』に出席した。

八代弁護士はこの日、30分間の特別講演を担当し、日本企業の国際競争力強化を主題に「今後のリーガルテック産業の発展は不可欠だ。優秀なリーガルテック要員、技術に精通しているエンジニアを法務部門に多く招聘していただきたい」と強く呼びかけた。

▼ 『リーガルサミット 2024』で特別講演を担当した、国際弁護士の八代英輝氏

「それには、法務分野におけるテクノロジーの活用であるリーガルテックに精通した法務要員やリーガルテックに詳しいインハウスロイヤーの育成も急務だと考えています」と述べ、人材確保の重要性を強調した。

「海外、アメリカでは、リーガルテックの専門教育機関としてロースクールが既にプログラムを導入している。また、韓国のソウル大学のロースクールでもリーガルテック専門家の育成が始まっていると聞いている。私が客員教授を務める武蔵野大学でも、3年生の30人ほどが毎回授業を受けている」とリーガルテックの専門教育の現状を説明した。

さらに、「リーガルテック産業の発展に乗り遅れることは許されない。政府や弁護士会は、長期的な視点を持ち、リーダーシップを発揮してほしい」と述べ、今後の展望を示した。

世界的なコンテンツおよびテクノロジーを提供するトムソン・ロイター社が主催した今回のサミットは、日本では初めての開催となった。会場では、日本企業が注目すべき「生成AI」や「リーガルテック」に関する最新情報が共有された。

■関連リンク
・『リーガルサミット 2024』…トムソン・ロイター/WEBページ





提供(C)ライブドアニュース

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