『家族の少ない家に生まれた』とリリー・フランキー。夕食にお呼ばれした友人・・・
日英合作映画『コットンテール』の初日舞台あいさつが、1日の都内で行われ、俳優のリリー・フランキー、木村多江、高梨臨らが登壇した。
本作では、東京とイギリスが舞台になっていて、イングランド北西部に広がる湖水地方・ウィンダミアなどのリゾート地にて、家族の愛と再生を紡ぎ上げたヒューマン・ドラマ。日本における一つの家族のようで、普遍的で、世界に通じる家族の物語でもあるという。
トークショーが進んだところで、リリーが幼少の頃、その時の家庭環境を打ち明ける場面があった。「僕には兄妹がいなくて、母親と二人で暮らす時間が長くて、家族が少ないところに生まれた」と話し始めた。「福岡県出身なんですけれど、あちこち点々と暮らしたので、明解なふるさとがない。母親が住んでいる場所がふるさと。大人になって、母を東京に呼び寄せた。友達ん家に行くと、向こうのお父さん、お母さん、兄妹が夕方にいて、ご飯を食べるとこにお呼ばれするときもあったんです。僕は、そんなとき『うわっ!テレビみたい』と感じた。そう、子供ながらに…」と回顧。「それぞれの家族の形がある。自分にとっては、母親がいることが家族と思っていましたけれど、今みたいに周りに誰もいなくなってくると…」とその先の気持ちを喋らないまま、淋しい表情を見せていた。
▼ (左から)高梨臨、リリー・フランキー、木村多江
映画『コットンテール』初日舞台あいさつにて
映画『コットンテール』初日舞台あいさつにて
▼ 映画『コットンテール』予告映像
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