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1万円台のシャオミ「Redmi 9T」は反則!? うっかり欲しくなる理由はココ -ライブドア


1万円台のシャオミ「Redmi 9T」は反則!? うっかり欲しくなる理由はココ

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今年2月に発売されたシャオミの「Redmi 9T(レッドミー ナインティ)」は、わずか1万円台で購入できるSIMフリースマートフォンだ。

SIMフリースマートフォンといえども1万円台という低価格で販売を展開しているのは、モトローラのエントリーモデル「moto e(モト イー)」シリーズくらいだ。

しかし、1万円台の価格といっても、Redmi 9Tのスペックは大きく異なる。
・搭載するカメラの数
・カメラの画素数
・ディスプレイの大きさ
・ディスプレイの解像度
・内蔵バッテリーの容量
これらについては、いずれもRedmi 9Tが上回っているからだ。

発売当初のRedmi 9Tの実売価格(金額はすべて税込)は17,490円だったが、現在Amazon.co.jpでは16,000円台まで下がって販売されている。

大手通信事業者から販売されているハイエンドモデルやアップルのiPhone 12シリーズが軒並み10万円を超える中、たった16,000円のスマートフォンでなにができるの?
そう思う人がいても不思議ではない。

今回はそんなRedmi 9Tについて、1万円台とは思えない機能の数々についてみていきたいと思う。

■基本性能や同梱品をチェック
まずは、Redmi 9Tの主な性能とパッケージに付属する同梱品を紹介しよう。

・本体サイズ:約162.3mm(高さ)× 約77.3mm(幅)×約9.6mm(厚み)
・重さ:約198g
・ディスプレイ:約6.53インチ FHD+(2340×1080)
・チップセット:Qualcomm Snapdragon 662
・CPU:Qualcomm Kryo 260(最大2.0GHz駆動オクタコア)
・GPU:Qualcomm Adreno 610
・AI:第3世代 Qualcomm AIエンジン
・内蔵メモリー(RAM):4GB
・内蔵ストレージ(ROM):64GB
・リアカメラ:4800万画素(広角)、800万画素(超広角)、200万画素(マクロ)、200万画素(深度センサー)
・フロントカメラ:800万画素(広角)
・生体認証:指紋認証、顔認証
・カードスロット:トリプルスロット(nanoSIM×2、最大512GBまでのmicroSD×1)
・オーディオ:ダブルスピーカー、3.5mmイヤホンジャック、Hi-Res Audio 認証
・内蔵バッテリー:6000mAh(18W急速充電 対応)
・OS:Android 10ベースの独自UI「MIUI 12」

基本スペックを並べただけだが、わかる人が見ればこのスペックのSIMフリースマートフォンが発売当初から1万円台なのは大きなインパクトがある。


Redmi 9Tを手に持ったところ

もちろん安いなりの理由もわかるスペックではあるのだが、
それを踏まえた上でも
「1万円台のスマートフォンって、所詮、こんな感じ」
これまでの、こうしたイメージを払拭するほどのスペックなのだ。

正直、国内市場においてこのRedmi 9Tのコストパフォーマンスに太刀打ちできるメーカーがほかにあるのか?
そう言われれば、現時点ではノーだ。


内容物一式

本体以外の付属品は、
・ソフトケース(専用のクリアケース)
・USB Type-Cケーブル
・22.5W 急速充電器(ACアダプタ)
・SIM取り出しツール(SIMピン)
・ユーザーガイド
・保証書
これらが同梱する。

シンプルではあるが、本体の専用ケースや急速充電対応のACアダプタ、USB Type-Cケーブルがしっかり同梱されており、追加購入なしですぐに利用できる最低限のアイテムが同梱されているのもありがたい。

コスト削減の観点から見ると、こうした付属品はカットされがちだが、きちんと同梱した上で低価格を実現しているのは高く評価できるポイントだ。


カードトレイ

Redmi 9Tの本体左側面に搭載されているカードトレイは、nanoSIMカードが2枚とmicroSDカードが1枚セットできるトリプルスロットだ。2枚のSIMカードスロットを搭載しているSIMフリースマートフォンは数多くあるが、SIMカード1枚とmicroSDカードが兼用のものが意外に多い。

実際、前述のモトローラの「moto e」シリーズの現行機種であれば「moto e6s」はトリプルスロットを採用しているが、「moto e7」と「moto e7 power」はダブルスロットのためmicroSDカードをセットした場合、SIMカードは1枚しか利用できない。

そのほか、
・内蔵メモリー(RAM)4GBと内蔵ストレージ(ROM)64GB
・約6.53インチ FHD+(2340×1080)と大きく解像度の高いディスプレイ
・6000mAhの大容量バッテリー
・ダブルスピーカー搭載
これらが、普段使いする上では、実用性が超高いと感じるポイントだ。

内蔵ストレージは128GB以上ではないところが低価格モデルであることを感じさせはするものの、わずか1〜2年前は3万円程度する低価格帯のスマートフォンでは32GBが当たり前だった。

現在も型落ちモデルとなると気を付けなければいけないのがこの「内蔵ストレージ32GB」だ。安いからと飛びついたら保存領域がすぐに底をつきてしまい、頻繁に空き容量を確保するためデータ削除をしなければいけないといった手間をかけなくてはいけない。

実は筆者もこの罠にまんまとハマったことがあるので、現時点では最低でも64GBの内蔵ストレージは必要だと強く訴えておきたい。

■背面デザインとカメラ機能をチェック
Redmi 9Tで密かにおすすめしたいポイントが背面だ。横向きデザインで「Redmi」の主張が激しいが、カメラ部分から放射状に広がる「指紋付着防止テクスチャー」が大きな特徴だ。


背面


リアカメラ部分

このテクスチャーによって、指紋跡が付着しにくいだけでなく、サラサラともザラザラともいえる独特の質感で滑りにくい効果もある。ツヤのあるつるつるの背面が苦手という人にはぜひ一度触れてみてほしい背面デザインだ。

そしてカメラだ。本体背面のリアカメラは4つ搭載されている。

・約4800万画素CMOS(1/2型、1画素0.8μm)/メイン(広角)カメラ(F1.79)
・約800万画素CMOS/超広角カメラ(F2.2、画角120°)
・約200万画素CMOS(1画素1.75μm)/マクロカメラ(F2.4)
・約200万画素CMOS(1画素1.75μm)/深度センサー(F2.4)

メインカメラは通常時は1200万画素相当での撮影で、「48M」モードに切り替えた際に4800万画素での撮影ができる。

本体価格1万円台で4つのカメラが搭載されているだけでも驚きだが、
・メインカメラが4800万画素
・800万画素の超広角カメラ
・マクロカメラ
これらの性能のカメラが搭載されていれば2万円〜3万円台でも不思議ではない。

さらに、多くの撮影モードや機能も搭載している。

撮影モードは、
・写真(通常モード)
・プロ(マニュアル)
・ポートレート
・夜景
・パノラマ
・ドキュメント
・48M(4800万画素)
・ビデオ
・ショートビデオ
・スローモーション
・タイムラプス
これらが用意されている。

また、フィルター機能やAIによるシーン検出機能、撮影した日時や任意の文字列を写真に入れるこができる「透かし」機能も搭載している。

人物を撮影するときのポートレートは、背景のぼかしレベルの調整や、ビューティー機能にも対応している。ちなみに自撮り(セルフィー)で使うことが多いであろうフロントカメラにおいても、ポートレートモードやぼかし調整、ビューティー機能が利用できるため、盛れる写真が撮りやすい。


日中の風景写真


「写真」(通常)モードで夜景を撮影


「夜景」モードで撮影

シチュエーションによって、やや白飛びや黒潰れ気味ではあるとは感じたが、正直なところここまで撮れれば十分だろうというレベルの写真ではあると思った。

夜景モードについてはもっと明るく撮影できる機種はあるが、よく見ると細かなところまでしっかり撮れているので、これを元に画像編集アプリで好みの色合いや明るさに調整すれば十分使える撮影モードだと感じた。

むしろ、1万円台のスマートフォンで、AIシーン検出、夜景モード、ポートレートモードといったトレンドの機能が使えることがありがたい。

・おサイフケータイ
・防水および防塵性能
・ワンセグおよびフルセグ
・ワイヤレス充電
・5G通信
これらの機能には対応していないため、どうしても必要な人にとっては選択肢に入らないかもしれない。しかし、そうであったとしても、1万円台半ばでこのスペックであれば2台目のスマートフォンとしても十分に活用できるだろう。

利用中のスマートフォンの動作が遅い、内蔵ストレージの保存領域が足りていない、カメラ画質がよくないなどの不満がある場合は、サブ機としてRedmi 9Tを試してみるのもいいかもしれない。

Redmi 9T | Xiaomi Japan

執筆:S-MAX編集部 2106bpm



提供(C)ライブドアニュース

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